少女が願いを叶えるADV『すみれの空』Steam/Nintendo Switch向けに発表。限られた時間の中で過ごす、山村の旅

 

GameTomoは6月6日、インディーゲームのための情報番組「INDIE Live Expo 2020」にて、『すみれの空』を発表した。本作はひとりの少女を操作し、神秘的な山村を旅するアドベンチャーゲーム。対応プラットフォームは、PC(Steam)/Nintendo Switchを予定。なお発売日については、現時点で明かされていない。

『すみれの空』でプレイヤーは、人見知りな少女「すみれ」を操作する。彼女はイタズラ好きな精霊から託された願いごとを叶えるべく、神秘的な山村を旅することに。旅の途中では、個性的かつ愉快な人々や生き物たちと出会うこととなる。本作では、そうしたキャラクターたちのさまざまな願いも叶えていくようだ。またその中では、すみれ自身の夢を叶える場面も用意されているという。ただし与えられた時間はたったの一日。刻一刻と過ぎる時のなかであらゆる選択を重ねていく。そして旅の最後には、積み重ねてきた結果によって異なる展開が待ち受けているようだ。


本作のゲームプレイでは、日の出から夕暮れにかけ、日が落ちるとともにすみれの旅もまた終わりに近づいてゆく。その中では、プレイヤーへの腕試しや問題も用意されているという。またフィールド上にはさまざまアイテムが落ちているようで、中には隠されたものも存在するという。一期一会の旅を通じては幻想的な物語だけでなく、神秘的なフィールド探索も楽しめそうだ。

前述したとおり、本作の舞台となるのは神秘的な山村だ。そしてその世界観は、グラフィック面にも如実に現れている。アナウンストレイラーでも確認できるとおり、主人公のすみれから旅のフィールドまで、そのグラフィックは水彩画のように美しく描かれている。こうした表現により、和をベースとしたビジュアルだけでなく、精霊や生き物たちによって織りなされるファンタジーな物語もまた彩られることだろう。


幻想的かつ温かみのあるグラフィックと物語に期待できる『すみれの空』。現時点で情報量は少ないものの、一期一会の旅を軸とした和風アドベンチャーとして、今から発売が楽しみだ。開発元のGameTomoによると、『すみれの空』は現在鋭意開発中とのこと。今後発売日を含め、さらなる詳細が明かされていくことだろう。本作はSteam/Nintendo Switch向けに発売予定だ。