セガが「ゲームギアミクロ」をサプライズ発表。携帯用ゲーム機「ゲームギア」が指でつまめるサイズで復活

セガは6月3日、設立60周年を迎えた。そして里見治紀CEOは、「ゲームギアミクロ」の発売が決定したと明らかにした。

セガは6月3日、設立60周年を迎えた。これに合わせてセガ60周年記念サイトに、せが四郎(藤岡真威人さん)による里見治紀CEOへのインタビューを掲載。この中で里見氏は、「ゲームギアミクロ」の発売が決定したと明らかにした。


「ゲームギアミクロ」は、1990年に発売されたセガの携帯用ゲーム機「ゲームギア」を、指でつまめるほどのサイズにしたゲーム機のようだ。現時点では発売決定したという事実と、上の製品画像のみが明らかになっており、製品詳細や価格などは未発表。一方、公式サイトには「6月3日13時 Coming Soon」という表記がある。こちらは予約サイトであるとも案内されているため、この日時に製品の詳細が発表されるのかもしれない。

オリジナルのゲームギアは、3.2インチカラー液晶ディスプレイを搭載した携帯用ゲーム機。メガドライブが販売されていた時代の製品であり、セガからは『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズや『スペースハリアー』『アウトラン』『コラムス』など、数々のタイトルが開発・移植された。また、サードパーティからも対応タイトルが多数リリース。当時の携帯用ゲーム機としては珍しいバックライト付きのカラー液晶ディスプレイにていつでもどこでもプレイでき、また周辺機器として「TVチューナーパック」も発売されテレビを見ることもできた。

オリジナルのゲームギア


今回披露されたゲームギアミクロとオリジナルを比較してみると、全体的なフォルムやロゴなどの細かい表記を精巧に再現していることが分かる。一方で、各ボタンに関しては操作性を優先したのか、本体よりも縮小率を控えめにしているようだ。

セガのミニハードウェアというと、メガドライブを小型化して42本ものゲームを内蔵した「メガドライブミニ」が思い出される。ゲームギアはカートリッジ式を採用したが、ゲームギアミクロでも多数のゲームを内蔵することになるのかもしれない。ディスプレイには『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』らしきゲームが映っており、早くもタイトルラインナップが気になるところである。

先述したように、「ゲームギアミクロ」は本日6月3日13時 に何らかの動きがある模様。今回の発表の経緯については、セガ60周年記念サイトでの里見CEOへのインタビューを参照してほしい。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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