『VALORANT(ヴァロラント)』基本プレイ無料で配信開始。ベータ版から新要素を追加し、ついに国内向けにも試合開幕

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ライアットゲームズは6月2日、『VALORANT(ヴァロラント)』の配信を開始した。一部地域に向けては4月7日よりクローズドベータが実施されていた本作。この度ついに正式なローンチを迎え、日本国内においてもサービスが始動した形となる。対応プラットフォームはPC。『VALORANT』公式サイトよりインストーラをダウンロードすることで、ゲームを起動可能。基本プレイ無料で楽しむことができる。なおRiotアカウントを未所持のユーザーは、アカウントの作成が必要となる。

『VALORANT』は5対5に分かれて戦う、チーム制タクティカルFPS。プレイヤーは1マッチを通じてアタッカー、あるいはディフェンダーのどちらか一方に属することとなる。基本ルールは至ってシンプル。攻撃側は特定のポイントに爆弾を設置し、目標物の爆破を。防衛側は爆弾設置の阻止、あるいは爆弾の解除を目指す。そして、これらの目標を先に達成したチームにマッチポイントが入る。ただし攻撃側は100秒以内に爆弾を設置しなければならない。もし時間内に爆弾の設置がおこなわれなかった場合は、防衛側の勝利となる。また、どちらか一方のチームが全滅した場合にもラウンドは終了する。1試合最大25ラウンド、12ラウンド経過で攻守交代。先に13ラウンド先取したチームの勝利だ。


本作の世界観には、近未来の地球という舞台設定が組み込まれている。プレイヤーが操作するキャラクターもまた、さまざま国や文化圏から訪れた近未来のエージェントたちだ。エージェントたちはそれぞれ固有の能力を持ち合わせており、それらを駆使することで試合を有利に運ぶことができる。ただし本作のゲームプレイにおいて、ベースとなるのはあくまでプレイヤー自身のスキル。高い競技性が兼ね備えられた試合では、正確なエイム力や戦略的な立ち回り、咄嗟の判断などが試される。エージェントの能力は、こうしたシビアなゲーム性へのスパイスとして取り入れられているわけだ。なお、本日のローンチにあわせてはクローズドベータで登場した10体のエージェントにくわえ、メキシコ出身の新エージェント「レイナ」が追加されている。


前述した新エージェントのほかにも、正式ローンチを迎えた本作では、複数の新規コンテンツを収録。具体的には新マップや新ゲームモード、そしてバトルパスシステムが新たに実装されている。まずマップについては、3つのエリアで構成される「アセント」が登場。スタンダードなマップデザインとなっているようで、基礎的なタクティカル要素を一通り味わえるようだ。また閉じることが可能な扉(破壊可能)も設置されており、こうしたオブジェクトを活かした新たな戦術もまた生み出されていくことだろう。

ゲームモードに関しては新たに「スパイクラッシュ」が追加。爆弾設置という基本ルールをベースに、アタッカー全員が爆弾を所持するハイペースなモードとなっている。また両チームの武器については、ランダムに選ばれたものの中から全員が同じ武器を装備。さらに毎ラウンド、エージェントの通常アビリティを資金なしで獲得できる。くわえて、アルティメットスキルの発動に必要なパワーアップオーブが3から5個マップ上にランダムに配置されるという。攻撃側の誰もが爆弾を設置可能なうえ、所持武器はランダム。そして通常/アルティメットアビリティの発動が容易なモードということで、基本ルールよりもいくらかスピーディーかつ運要素のある試合が楽しめそうだ。なお、本モードはベータ段階での実装となる。


本作にはゲーム内ストアも設けられており、そこから武器スキンなどを入手できる。入手方法としてはヴァロラントポイント(VP)による有料通貨での購入のほか、レディアナイトポイントの消費やエージェント契約書の達成などが用意されている。そして正式ローンチに際しては、新たにバトルパスシステムが導入。昨今のオンラインシューター作品においてもよく見られるこのシステムは、『VALORANT』にも採用されるようだ。無料/有料2つのルートが用意されており、ルートに応じた限定アイテムが手に入る形となっている。

今年4月からクローズドベータを実施し、多数のプレイヤーやインフルエンサーからのフィードバックを経てきた『VALORANT』。この度ついに正式ローンチを迎えることになったわけであるが、一方でまだ修正が必要な不具合は残っているようだ。具体的には、敵プレイヤーが立っているにもかかわらず、しゃがみ状態で表示される不具合。そして、流血表現を火花のエフェクトに代替した際、ヘッドショットとボディショットの区別がつきにくいという点が既知の問題として判明しているという。これらの不具合に対しては今後、敵プレイヤーの誤表示を優先課題として、可能な限り早く修正作業を進めていくとのこと。


本作では前述した不具合のほか、クローズドベータ段階ではチートにまつわる問題や、プレイヤーからの嫌がらせなどが快適なゲームプレイに対する懸念材料として挙がっていた。開発元は現在これらの問題点について、改善に向けた目標を設定し、対策に取り組んでいるようだ。チート対策に関しては徹底抗戦の構えを取るといい、専属のエンジニアチームを用意しているという。そして、プレイヤーから不満の声として挙がっていたチート対策ツールによるPC本体の温度上昇問題については、ツールを再設計することで回避したとのこと。また嫌がらせ(攻撃的な言動など)は、チャット/通報の自動解析や、違反者への72時間のペナルティなどを通じて今後対策を講じていくようだ。

シンプルかつシビアなゲーム性とヒロイックなシューター要素を併せ持つ『VALORANT』。本作は『リーグ・オブ・レジェンド』を開発するライアットゲームズが開発を手がけていることもあり、FPS界隈における競技シーンをいっそう盛り上げるタイトルとして今後も独自の立ち位置を築いていくことだろう。また正式ローンチを果たした本作には「EPISODE 1: イグニッション」と、シーズン名と思わしき文言が与えられている。今後もさらなるコンテンツの追加や新展開が待っていそうだ。

『VALORANT』はPC向けに基本プレイ無料で配信中。本作の公式サイト
よりインストーラをダウンロードし、話題の本格タクティカルFPSを楽しもう。なお冒頭にも述べたとおり、本作のダウンロードにはRiotアカウントの所持が必要となる。まだアカウントを持っていない方は、公式サイト右上の「PLAY NOW」ボタンをクリックし、サインインしておこう。

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