封建日本社会植民シム『Faraway Lands: Rise of Yokai』発表。風光明媚なドット絵ワールドで、オリエンタルな植民ライフ
インディーデベロッパーのMythEggStudiosは5月30日、新作ファンタジーシミュレーション『Faraway Lands: Rise of Yokai』を発表した。Steam向けに配信予定で、リリース時期は「Q3 2020(7〜9月)」とされている。本作は「封建時代の日本」をモチーフにしたという植民シムだ。日本というよりどことなく大陸風の香りが強いものの、オリエンタルな雰囲気が漂う独特のドット絵ワールドでじっくり領土形成を楽しむことができる。
プレイヤーは峻険で青々とした山岳を背景に、梅の木や竹の茂る美しい土地で町づくりを行う。建物はさまざまな建築様式や装飾を組み合わせて建てることができ、左右対称な木造建築を中心に、廟堂や五重塔といったアジアンテイストな建造物をつくることが可能だ。豊かな里を立ち上げれば自然と人々が惹きつけられるようになる。また四季の概念も存在するようで、プレイヤーが建設した町にもやがて紅葉の季節が訪れ、屋根には雪が降りしきるようになる。もちろん1年を通じて町を発展させるためには食糧や資源が不可欠だ。果物や野菜の栽培・木材の伐採・鉱石の採掘・家畜や魚を育てるといった生産行為も町を経営する重要な仕事となる。
町が発展すれば船を建造し、いよいよ世界へ進出することができる。ほかの都市と交易することでより豊かな物資を獲得しよう。優れた船団を形成すれば史実をはるかに飛び越えて、アフリカ・コンゴにまで航路を開拓することもできる。ただし海の道には危険もつきまとい、海賊との砲撃戦や怪物との交戦も発生するようだ。また敵との戦闘は、鉱山を開拓したりお宝を探したりする場合にも避けられない。こうした戦いに備えて、多様なアビリティを有した戦士を育成しておくことも大切だ。さまざまな土地を探索してリサーチポイントが貯まると、住民たちに新たな能力を獲得させることができる。それぞれの役割に適したアビリティを与え、スペシャリストを育成しよう。そして町を建設するうえでも、櫓や城壁を建てて敵の襲来に備えることが重要だ。夜になるとやってくるのが、凶悪な「妖怪」の集団である。鬼や火車、空を舞う物の怪などが町を襲いにやってくる。火矢の雨を浴びせ、育てた軍勢で迎え撃って町を守りきろう。
中国感漂いながらも、オリエンタルな日本を再現しようとする本作。MythEggStudiosはソロデベロッパーによる個人スタジオで、本作の開発には1年半を費やしているという。『Faraway Lands: Rise of Yokai』はSteamにて配信予定、リリース時期は「Q3 2020(7〜9月)」を予定している。