タイムパラドックスFPS『Quantum League』Steam早期アクセス配信開始。過去の自分と共闘する異色オンラインシューター

タイムパラドックスFPS『Quantum League』Steam早期アクセス配信開始。『Quantum League』は、ラウンドごとに時間が巻き戻り、過去の自分と共闘する異色のオンラインシューターだ。

アルゼンチンのゲームスタジオNimble Giant Entertainmentは5月26日、タイムループFPS『Quantum League』の早期アクセス配信をSteamにて開始した。通常価格は2350円のところ、6月3日まではセールを行っており15%オフの1997円。字幕とインターフェイスは日本語にも対応している。

『Quantum League』はスポーツ系FPSとタイムループ要素を組み合わせた異色シューティングゲームだ。舞台はタイムトラベル技術によって、スポーツも様相をすっかり変えてしまった世界。プレイヤーは新種のシューティングスポーツ「クァンタムリーグ」のアスリートとして、武器を手に仲間と戦う。

『Quantum League』ではラウンドごとに時間が巻き戻される。次のラウンドには過去に自分が取った行動をそのまま繰り返すクローンが参加。十数秒のラウンド内で過去の自分のクローンと協力しながら試合に臨む。シューターの技術だけでなく、過去の自分の動きを把握した上での、戦術的な立ち回りも重要だ。

ラウンド内でプレイヤーがダメージを受けHPがゼロになると、同期ずれ「DESYNC」状態になってしまう。この状態では透明状態になり移動だけできるが、敵にダメージを与えられない。マップ内に配置されているヘルスパックをとれば、「DESYNC」状態から復帰して戦闘に戻ることができる。逆にタイムループを利用して、次のラウンドでクローンが倒される前に敵を先に倒すといったことも可能だ。

ゲームのルールとしては、地点をキャプチャーする「ポイント占領」がメイン。ループは2回行われ、最終ラウンドとなる3ラウンド目では、過去2回分の自分のクローンと共闘することになる。3ラウンド目が終了した時点で、キャプチャーポイントに乗っていたチームが点を獲得できる。もちろんキャプチャーポイントに乗って点を獲得できるのは、自分のクローンも同様。カジュアルマッチでは2点、ランクマッチでは3点先取したプレイヤーが勝利となる。

現在は1v1と2v2のどちらかで試合に参加できる。ゲームモードはチュートリアルとランクマッチ、フリーフォーオールを含むカジュアルマッチが用意されてる。武器は各ラウンド開始時にライフルやレーザービームなど6種類から選んで使用できる。服やスタイルを変更できるキャラクターも6種類存在するが、見た目が異なるだけで性能の差はない。

Quantum League』の早期アクセス期間は最低でも6か月間の予定。正式リリースに向けてマッチメイキングの改善などを行っていく。さらに正式版へ向けてゲームメカニクス、アリーナマップ、キャラクター、武器、ゲームモードの追加も予定してるとのことだ。正式版では現在の価格より値段が上昇する可能性が高いことも言及されている。本作が気になった場合は早期アクセスのうちに購入してみてはいかがだろうか。

Kaisei Hanyu
Kaisei Hanyu

映画とゲームが大好き。オブリビオンからゲーム人生が始まりました。

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