クリストファー・ノーラン監督新作の予告映像が『フォートナイト』にて先行上映。開発者とノーランの電話で生まれたアイデア
クリストファー・ノーラン監督の新作映画「TENET テネット」の予告映像が『フォートナイト』にて上映中だ。新映像は日本時間5月22日9時に『フォートナイト』のパーティーロイヤル内で披露され、その直後にYouTubeやTwitterに投稿された。ようするに、今ではもうさまざまなプラットフォームで見られるわけだが、『フォートナイト』内で見たユーザーは、独特のライブ感を味わったことだろう。『フォートナイト』内の映像は9時より1時間ごとに上映されている。
「TENET テネット」は、「ダークナイト」や「ダンケルク」などを手がけたクリストファー・ノーランの最新作。オリジナルの脚本を書くのは「インターステラー」以来だという。ジョン・デヴィッド・ワシントンが主役を務め、ロバート・パティンソンやエリザベス・デビッキらが名を連ねる。物語としては、ジョン・デヴィッド・ワシントン演じる主人公が第三次世界大戦を防ぐために暗躍する、といった内容になることが示唆されてきた。ノーラン作品らしく超能力や時間操作といったSci-Fi要素も取り入れられている模様。アメリカでは2020年7月17日、日本では9月18日の上映が予定されている。
『フォートナイト』内で上映されている予告編では、トレイラーそのものだけでなく、Geoff Keighley氏によるジョン・デヴィッド・ワシントンへのショートインタビューがまじえられており、『フォートナイト』ならではのお楽しみが用意されている。今回の試みはノーラン自身も希望したようで、Epic GamesのクリエイティブディレクターであるDonald Mustard氏は、ノーランとの電話の中で生まれたアイデアであることを明かしていた。
『フォートナイト』内で上映することは、同作を遊ぶ幅広いユーザーにリーチすることを意味する。マーケティングという点でも、興味深い施策であるだろう。これまでにも『フォートナイト』内では、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」の独占予告編が上映されていた。そのほか、著名アーティストによるライブイベントがおこなわれるなど、ゲーム内イベントが活況を見せている。パーティーロイヤルという戦闘のないモードが実装された『フォートナイト』内にて、ライブや映像が流れるといった試みは、今後も続いていきそうだ。