新時代の対戦シューター『VALORANT』いよいよ6月2日に正式ローンチへ。日本でも同時配信


ライアットゲームズは5月22日、『VALORANT』を6月2日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC。基本プレイ無料タイトルとしてリリース予定で、日本を含め世界の多数の地域で一斉ローンチされるという。現在展開されているクローズドベータテストは5月28日にて終了され、いよいよ正式ローンチの準備に入る。

『VALORANT』は一人称視点で繰り広げられる対戦FPSだ。エージェントと呼ばれる世界各国から集まったキャラクターから1人を選び、5v5の2チームによる13ラウンド先取の爆破ルールに臨む。弊誌のプレビュー記事でも「8割『CS:GO』、2割『オーバーウォッチ』くらいの塩梅」と表現したように、キャラアビリティ要素を取り入れたタクティカルFPSとして開発されている。

本作の特徴は、徹底した競技性の追求だ。ネットコード、アビリティ設計、マップデザインなどゲームの細部に至るまで公平性とプレイヤースキルの反映が意識されている。オンラインでの対戦が基本となる本作では、遅延による影響を最小限に留める努力がされており、クライアントで表示されるキャラクターのヒットボックスと実際のサーバーで判定されるヒットボックスにズレがないような最適化が実施され、チックレート128Hzのゲームサーバーが用意されている。また、ラグのあるプレイヤーもサーバー側で動きを補完することによって、他プレイヤーへの影響がなるべく出ないように配慮されている。チート対策についても準備され、かつ迅速な対応がとられている。

『VALORANT』は、『リーグ・オブ・レジェンド』のライアットゲームズが手がける、競技性を強く意識したシューターということで、多大な注目を集めている。ゲーム実況プラットフォームではリリース前からクローズドベータの配信が盛んであり、Twitchでの視聴者数上位ゲームランキングでも上位常連。ユーザーからの期待度もかなり高い作品のひとつ。残念ながら日本はクローズドベータテスト対象国外であったが、世界同時ローンチの対象国になっているのは嬉しいところ。

正式ローンチに際しては、新たなゲームコンテンツ、新ゲームモード、新エージェント、新マップが追加されるとのこと。またレイテンシを下げるために、ライアットゲームズは短期的なロードマップにおいて新たなゲームサーバーを追加することを優先していくという。具体的には、新たなサーバーとしてアトランタ、ダラス、ロンドン、マドリード、ワルシャワなどが追加されるそうだ。

『VALORANT』は、6月2日ローンチ予定だ。