『マインクラフト』9年かけて作られた「特大現代都市」のマップデータが配布中。総勢400人が参加するマイクラ最大規模の街

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『マインクラフト』で、400人規模で制作中の超巨大なマップデータが配布中だ。海外掲示板redditを中心に注目を集めている。「Greenfield」というプロジェクトとして制作されているこの都市は、2011年から約9年の歳月をかけて成長してきたという。現在v0.5.2が配布中であり、数週間以内にv0.5.3がリリース予定だ。

「Greenfield」は『マインクラフト』の海外フォーラム「Planet Minecraft」で活動している制作チームと、その作品である巨大都市の名前だ。グループには総勢400人以上が在籍しており、常に30人ほどがサーバー内で活動しているという。「Greenfield」は、『マインクラフト』最大の都市と自称しているとおり、現実の大都市に見劣りしない巨大な作品となっている。都市は1ブロック=1メートルとして設計されており、実際にマップを歩いてみると現実の街を歩いているかのように感じられるはずとのことだ。該当ページの進捗率は20%となっており、都市はまだまだ成長を続けていくようだ。

「Greenfield」にはさまざまな建物が存在すると同時に、地区ごとのテーマにそって秩序のある街並みが作り出されている。ダウンタウン地区には摩天楼があり、郊外には高級住宅街、スラム街、工業地帯も再現されている。高速道路や立体交差するインターチェンジ、地下鉄などの鉄道網も完備。港にはコンテナ船が停泊しており、数百個のコンテナが集積地に並ぶ。近くには、西海岸最大の石油火力発電所も位置している。マップの西側は地価が低く労働者用の住宅地が集まり、住宅地の中心にあるディスカウントストアで買い物ができるという。人々の生活から産業まで、作品内ですべて再現してしまう規模感をもったワールドだ。

とても1人では見て回りきることができないワールドだが、便利なことに「Greenfield」の地図も公開されている。ウェブ上でマップを表示するプラグインdynmapが公開されており、リアルタイムで成長するワールドを観察できる。途方もなく大きな作品なので地図で見ると、『シムシティ』シリーズや『シティーズ: スカイライン』のような街づくりゲームのように見えてしまう。しかし実際にはプレイヤーがワールドの中で、ブロックを置いて建設を行っているのだ。

マップのダウンロード方法は該当ページからダウンロードを押す。広告ページに飛ばされるが、スキップするとダウンロードページにアクセスできる。起動方法はWindowsキー+Rで出てくる検索欄に「%appdata%.minecraft」と入力して、『マインクラフト』のセーブデータを開く。SAVEファイルフォルダー内に解凍した「Greenfield v0.5.2」のファイルを入れれば、ワールドのセーブデータが作成される。配布されているワールドは(PC)Java版、バージョン1.13.2に対応。バージョン1.13.2はゲームの旧バージョンとなるため、『マインクラフト』のランチャーから該当するバージョンをダウンロードして起動できる。「Greenfield」オリジナルのテクスチャパックも同梱されているので、一緒に使うとより楽しめるはずだ。

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