音楽アクションADV『NO STRAIGHT ROADS』PC/各コンソール向けに7月2日国内発売へ。EDM帝国の支配にロックの力で立ち向かえ

マレーシアのインディースタジオMetronomikは5月14日、音楽アクション・アドベンチャーゲーム『NO STRAIGHT ROADS』のNintendo Switch/Xbox One版を発表した。

マレーシアのインディースタジオMetronomikは5月14日、音楽アクション・アドベンチャーゲーム『NO STRAIGHT ROADS(ノー・ストレイト・ロード)』のNintendo Switch/Xbox One版を発表した。これまでにはPC/PlayStation 4版の発売が決定しており、対応プラットフォームをさらに追加した形。発売日については変更なしとのこと。なお、販売元Sold Out Ltd.に弊誌が確認したところ、日本では海外より2日遅れて7月2日に配信予定とのことだ。

また、PS4/Nintendo Switch版については、パッケージ版として通常版とコレクターズエディションも国内発売予定で、こちらは2020年夏に発売。コレクターズエディションは予約販売のみとなり、ゲーム本編のほか、サウンドトラックから選曲された10曲入りの特製レコード(両面12インチ)と、未公開アートを含むプレミアムアートブック「The Art of NSR」(64ページ)、そして特製NSRドラムスティックが同梱される。

『NO STRAIGHT ROADS』の主人公は、インディーロックバンド「Bunk Bed Junction」のメンバーであるメイデイとズーク。彼女らが暮らす街ビニールシティは、巨大レーベル「No Straight Roads(NSR)」に支配され、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)以外の音楽を禁じる圧政を敷いていた。さらにメイデイとズークは、NSR主催のオーディションへの参加を不正に拒否されたことで、音楽の自由を取り戻し、ロックのスゴさを広めるためNSR帝国に立ち向かう。

本作にてプレイヤーは、ビニールシティの各地区を探索しながらバトルへと臨む。ゲームプレイには、楽曲とサウンドを核にしたアクションを取り入れており、ビートに合わせた敵の攻撃に対して、ジャンプやドッジロールなどでかわしながら反撃していく。メイデイはギターを、ズークはドラムスティックを武器とし、近接攻撃のほかパリイにも利用可能だ。また、ステージ内で音符アイテムを入手すると、ホーミングショットのような遠距離攻撃に使うことができる。

ステージ内に設置された特定のオブジェクトの側では音楽を奏でることが可能。メイデイがギターを弾くと、そのオブジェクトは砲台など攻撃に特化したアイテムに変化し、ズークがドラムを叩くと場面に合わせた多様な機能を持つアイテムへと変わる。なお、本作は協力プレイに対応し、ソロでは操作キャラクターを任意に切り替えながらプレイする。ステージの環境や敵に合わせて、それぞれのキャラクターの特色を活かすゲームプレイが求められそうだ。

本作には音楽スタイルの異なる8種類のステージがあり、ステージを奥へ奥へと進んだ先の巨大な舞台にてボスが待ち受けている。ボスはそれぞれのスタイルを表現する個性的な出で立ち。そしてユニークかつ強烈な攻撃を音楽に合わせて放ってくるため、リズムを感じながら反撃していくことになるだろう。

メイデイとズークは地下に拠点を持っており、ここではスキルツリーによるアップグレードが可能。スクリーンショットからはそのほか、特定のテーマについて会話を交わしたり、ファンの数を増やしていく要素などが存在することも確認できる。各ステージには複数の難易度が存在するそうで、キャラクターを強化しながらやり込みを重ねるゲームプレイを楽しめそうだ。そうして物語を進める中では、NSR帝国がひた隠しにする邪悪な計画が暴かれていくという。

本作は、スクウェア・エニックスにて『ファイナルファンタジーXV』のリードゲームデザイナーなどを務めた経歴を持つWan Hazmer氏と、『ストリートファイターV』のコンセプトアーティストDaim Dziauddin氏が手がける作品として注目を集めている。また、ゲーム内は日本語フルボイスに対応し、メイデイの声は佐倉綾音さん、ズークは福山潤さんが担当。また楽曲は、青木征洋・Falk Au Yeong・James Landino・Andy Tunstall & Funk Fiction・Az Samad・Clyde Rabatel・One Eye Closed・Video Game Orchestra各氏・団体が提供する。

今回対応プラットフォームに追加されたNintendo Switch版では、タッチスクリーンにて一部操作が可能なほか、Joy-Conをおすそわけしての協力プレイにも対応。さらに、独自の要素としてアシストモードも用意する。2人または3人での協力プレイ時に、ひとりはワニのキャラクターを操作し、アイテムを拾ったりオブジェクトを武器に変換するなど、バトル中のキャラクターをサポートできるとのこと。

NO STRAIGHT ROADS(ノー・ストレイト・ロード)』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/Nintendo Switch/Xbox One向けに、7月2日に国内配信予定。PS4/Nintendo Switchパッケージ版は2020年夏に発売予定だ。こちらの発売日は追って発表されるだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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