『仁王2』100万本突破を記念した大型アップデート実施。9つの新規ミッションや守護霊、そしてフォトモードなど追加


コーエーテクモゲームスは5月15日、『仁王2』に向けて新たなアップデートを配信した。発売から5回目となる今回のアップデートでは、複数の新ミッションや守護霊などが追加。また新機能として、フォトモードが実装される。さらに本作の販売本数が全世界で100万本を達成したことを記念して、特別アイテム「万鬼の鎧」も配布されている。こちらは社の賜物から受け取り可能だ。

これまで魂代や武器などのバランス調整を中心としたアップデートが重なられてきた『仁王2』であるが、今回のアップデートでは初となるゲーム内コンテンツの追加がおこなわれる。なかでも注目すべきは、フォトモードの実装だろう。このモードを起動すると、ゲーム内の時間が静止した状態に。そこから自由にカメラの角度や明るさの調整、さらには特殊なフィルターやフレームを設定することも可能だ。好みの画が完成すれば、あとはPS4のSHAREボタンで撮影するだけ。もちろんフォトモードはいつでも起動可能。ただしマルチプレイ中においては、起動時に時間は静止しないとのことだ。

また今回のアップデートでは、新規ミッションもたっぷり追加。ゲーム中盤にあたる暗影篇から、後半の薄明篇および残照篇のサブミッションが増える形となる。また、一定周期で出現する逢魔が時ミッションも1つ追加される。各ミッションの名称および開放条件は以下のとおり。

・暗影篇
―桔梗の懐刀 暗影篇のメインミッションクリアで開放
―麒麟児の誘い サブミッション「黄金の国」クリアで開放
―両兵衛の絆 薄明篇のメインミッションクリアで開放
・薄明篇
―過日を断つ 薄明篇のメインミッションクリアで開放
・残照篇
―人禍の風 残照篇のメインミッションクリアで開放
―託すもの 〃
―凶鬼の波 〃
―災禍の脈動 〃
・逢魔が時ミッション
―冥王山 旭光篇のメインミッションクリアで開放

主にゲーム後半のマップに向けてミッションが追加されており、すでに本作をクリアしたプレイヤーでも歯ごたえのある探索・戦闘を楽しめることだろう。また特定の追加ミッションをクリアすることで、新たな守護霊「蛟」を入手できるようだ。蛟(みずち)は、日本神話に登場する大蛇のような動物。猛・迅・幻、どのタイプに属する守護霊でどのような能力を持つのか。追加ミッションをクリアしてその目で確かめよう。なお上記の配信ミッションおよび新たな守護霊は、トロフィー「守護する者達」ならびに「古今無双の侍」の獲得条件やエンドコンテンツ「あやかしの夢路」におけるミッション制覇率には影響しないとのこと。

さらに冒頭にも述べたとおり、『仁王2』の販売本数が全世界で100万本(ダウンロード版含む)を達成したことを記念して、今回のアップデートでは特別アイテム「万鬼の鎧」が全プレイヤーに配られる。発売から約2か月で100万本の大台に乗ったとのことで、その裏側では自由度の高いキャラクタークリエイト機能の存在や、膨大なコンテンツ量から成る懐の深いゲーム性、また史実と俳優を起用した魅力的なストーリー展開などが功を奏しているのだろう。あるいは著名人を起用した精力的なプロモーションも大きな売上に関わっているのかもしれない。

以上の追加要素のほかにも、魂代の常世を祓った際のリスト表示時に、続けて魂代の固定や供養が可能となった。余った魂代を常世の残思に変えやすくなったことで、より素材集めが捗ることだろう。そのほか納刀時の武器や返り血の表示に関するゲーム設定の追加や、各種バランス調整およびバグの修正も図られている。これらの詳細については、こちらの公式ページを確認して頂きたい。

総じて大規模と言える今回のアップデート。『仁王2』においては、3つのDLCによる新規コンテンツの追加もすでに予定されている。本日には第一弾である「牛若戦記」の配信日が7月30日に決まったことも明かされている。今後も魅力あるコンテンツが続々と発表・追加されていくことだろう。