銃弾では死なない対戦シューター『Retrograde Arena』5月28日Steam早期アクセス開始へ。敵を「壁」に当てて倒す
ゲームパブリッシャーのAnother Indieは5月15日、『Retrograde Arena』のSteam早期アクセス配信を5月28日に開始することを発表した。同作は「銃で撃たれても死なない」見下ろし視点のシューターである。銃弾そのものではなく、撃たれた反動でアリーナの壁に叩きつけられると爆発する。ネオン輝くレトロフューチャーな世界で、武器の反動や跳弾などを意識しながら立ち回る変則ツインスティックシューターだ。
同作には3種類の壁が存在する。弾を反射するだけの安全な青壁。青壁よりも弾力のある黄色壁。そして触れた機体を爆破させる赤壁だ。各プレイヤーは、敵機を赤壁にぶつけて倒すことを目指す。銃弾そのものでは死なないとはいえ、本作はあくまでもシューター。銃器の扱いが戦いのカギを握ることに違いはない。マシンガン、レールガン、ショットガン。銃の種類によって効果範囲、威力、跳弾などの性能が異なるため、それぞれの特徴を捉えることが重要だ。
また銃は攻撃手段であると同時に、移動手段でもある。自機そのものは低速であり、銃のリコイルによる推進力を活かした高速移動や回避、コーナリングといった銃撃移動テクニックを駆使することで優位に立てる。自機に勢いをつけて突進したり、敵弾をタイミングよく弾き返したり、ときにはアリーナ内のオブジェクトを吹き飛ばして敵に当てたりと、シンプルなゲームながら、さまざまな戦術を取り得る。
アリーナの種類によって異なるレイアウトやギミックが用意されており、それぞれ異なる戦術が求められる。オブジェクトの位置を変えるスイッチが配置されていたり、精密操作が求められる細道が続いていたり。遊び方としては、オンライン・LAN・画面共有・画面分割での最大6人PvP、もしくは対AI戦から選択可能。ゲームモードは3種類。最後の生き残りになるまで戦う「Last Drone Standing」、王冠を奪い合う「King of the Crown」、そして巨大なモンスタードローンと戦う「Supersizer」だ。操作するドローンは、テキスチャー、スラスター、パーティクルエフェクトなど外見をカスタマイズできる。
同作を手がけるのは、Freemergency Studioというインドネシアの小規模スタジオ。2018年に設立されたばかりで、開発チームは6人だ。同スタジオにとって一作目となる『Retrograde Arena』。Steamでの早期アクセス期間は1年以内を予定。その間にコミュニティの要望に耳を傾けつつ、新しいゲームモード、アリーナ、ドローンのカスタマイズオプションなどを追加していくという。