『SUPERHOT』開発スタッフによるレトロなディメイク『PICOHOT』が無料配信中。ここ数年でもっとも革新的な8bitゲーム

アクション・シューティング『SUPERHOT』の開発スタッフは5月14日、本作のディメイク版『PICOHOT』をitch.ioにて配信開始した。Windows / Mac / Linux向けにそれぞれバージョンが用意されており、無料でダウンロードすることができる。

『SUPERHOT』は2016年にリリースされたFPS。最大の特徴は「自分が動いているときだけ時間が進む」というシステムだ。ごくスローモーションで迫りくる銃弾の嵐を前に、どう動けば最高の立ち回りで敵を殲滅できるか考えながら行動する。アクションでありながら同時にパズル的な戦略性も求められる作品であり、上達するにつれプレイヤーの精神は完璧なシステムへ研ぎ澄まされていく。また現在はスタンドアロン型のDLC『SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE』が早期アクセス中であるほか(関連記事)、VRに対応した『SUPERHOT VR』は全プラットフォームで販売本数80万本を誇っている (関連記事) 。

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『PICOHOT』はそんな『SUPERHOT』の開発スタッフのうち3名が生み出した派生作品だ。もとは3Dグラフィックスの鮮やかなポリゴンスタイルで描かれていた『SUPERHOT』の世界だが、『PICOHOT』は昔懐かしい8ビットのドット絵で描かれている。いわば最新ビジュアルの作品をレトロ調に落としこんだ「リメイク」ならぬ「ディメイク」だ。使われる色数も限られており、おなじみの「赤い人たち」も赤・橙・紫で表現されるこだわりぶり。単色にしないあたりに美学が感じられる。

見た目こそ8bitになったものの、ルールは本編をそのまま受け継いでいる。敵の銃弾の軌道を見極めながら、最短のルートで武器をとり、限られた弾数で相手を一掃する。銃撃やパンチ、武器を投げつけてのスタンなどは、原作になじんだプレイヤーなら身体に染み付いたアクションだろう。もちろん、レベルをクリアしたときは「SUPER / HOT / SUPER /HOT」の表示も忘れてはならない。

本作の着想は「『SUPERHOT』のゲームを1枚のフロッピーディスクに収録したらどうか」というアイデアからスタートしたという。そこで注目されたのがレトロスタイルのクリエイティブ・ツール「PICO–8」だ。本ソフトウェアはzepことJoseph White氏(Lexaloffle Games)によるゲーム開発用ツール。80年代のコンピューターを模したような雰囲気の作品づくりと共有に特化しており、開発された作品には人気アクション『Celeste』の8bit版も顔を連ねている(関連記事)。『PICOHOT』もPICO–8の自由度を最大限に活かしており、ドット絵ながら3Dで描かれるダイナミックな空間も本ツールならではの出来栄えといえるだろう。

『PICOHOT』はitch.ioにて無料で配信中。Windows / Mac / Linux向けにそれぞれバージョンが用意されているため、自分の環境に合わせてプレイしよう。またこちらのページからブラウザで遊ぶことも可能だ。

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