Activisionは5月13日、スケボーゲーム『Tony Hawk’s Pro Skater 1 + 2(トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2)』を発表した。対応プラットフォームはPC(Epic Gamesストア)/PlayStation 4/Xbox Oneで、9月4日に発売する。
本作は、1999年に発売された『Tony Hawk’s Pro Skater』と、翌年発売の『Tony Hawk’s Pro Skater 2』をフルリメイクしてセットにした作品だ。開発は『クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!』を手がけたVicarious Visionsが担当。60fpsでスムーズに動作し、PC/PS4 Pro/Xbox One Xでは4K解像度をサポートするとのこと。
『Tony Hawk’s Pro Skater』は、The Birdmanこと伝説的プロスケーターTony Hawk氏の名を冠する、人気スケボーゲームシリーズだ。主に2000年代に展開して大きな人気を獲得し、当時はActivisionの看板タイトルのひとつだった。ボタンと方向キーの入力でトリックを出し分け、現実にはあり得ないようなアクションも可能なスタイルが特徴で、のちに登場したEAの『Skate』シリーズとはまた異なる魅力を放っていた。多数のシリーズ作をリリースしてきたが、ファンからは初期タイトルの人気が特に高く、2012年発売の『Tony Hawk’s Pro Skater HD』でも、『Tony Hawk’s Pro Skater』と『Tony Hawk’s Pro Skater 2』のマップをリメイクして収録していた。
今回発表された『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』では、その両作に収録されていたマップをすべてリメイク。トレイラーにて確認できるとおり、現代的で美しいビジュアルに生まれ変わっているものの、オリジナルの特徴やレイアウトはそのまま再現されており、当時のファンであればどこか懐かしさを感じることだろう。また、ゲームモードもオリジナル版準拠とした上で、当時にはなかったオンラインマルチプレイが追加される。
*オリジナル版(左)と今回のリメイク版(右)の比較画像
実在のプロスケーターが多数登場することもこのシリーズの魅力で、これは本作においても継続。Tony Hawk氏に加え、Steve Caballero・Geoff Rowley・Bucky Lasek・Elissa Steamer・Kareem Campbell・Andrew Reynolds・Bob Burnquist・Eric Koston・Rodney Mullen・Jamie Thomas・Rune Glifberg・Chad Muska各氏が、オリジナル版からふたたび収録予定だ。また、たとえばTony Hawk氏のThe 900のような、特別なスペシャルムーブがスケーターそれぞれに用意される。
基本トリックについてもオリジナル版から受け継ぎながら、リバートやリップトリック、ウォールプラントといった、当時は使えなかったものが追加されるという。エアトリックからランプに着地すると同時にリバートし、マニュアルへと繋げるのは、のちのシリーズ作では基本のコンボ。本作ではそれも可能になるということだ。そのほか、サウンドトラックについてもオリジナル版と同じものを収録する。
本作では、「Create-A-Skater」モードにてスケーターの見た目をカスタマイズでき、実在のスケボー・ストリートブランドの衣装が用意される。さらに、独自のスケートパークをデザインできる「Create-A-Park」モードも収録。充実したエディタ機能を用意し、作成したスケートパークはオンラインを通じてほかのプレイヤーと共有可能とのこと。本作は単なるリメイクに終わらず、ほかのシリーズ作の要素と現代的な機能を取り入れながらファンにアピールする構えのようだ。
『トニー・ホーク プロ・スケーター 1+2』は、PC(Epic Gamesストア)/PS4/Xbox One向けに、9月4日発売予定。すでにPC/Xbox One版については国内でも予約受付が開始している。またPS4版の予約受付も後日開始するとのこと。先行予約特典として「Warehouseデモ」へのアクセス権が用意されており、また「デラックスエディション」の購入者にはレトロコスチュームなどがプレゼントされる。 Warehouseデモは、Warehouseマップをプレイできる体験版で、配信日は後日案内するとのこと。