マイクロソフトは5月8日、次世代機となるXbox Series X向けプレミアイベント「Inside Xbox」を放送。この中でパブリッシャーのCurve Digitalは、SFアクションRPG『The Ascent』を発表した。本作はXbox Series Xのローンチタイトルとして2020年内発売予定となっており、またSteamも対応プラットフォームに含まれている。また本作のSteamページによると、日本語インターフェース/字幕にも対応予定となっている。
『The Ascent』の舞台となるのは、巨大建造物がひしめく近未来都市Velesだ。この街には、乱雑なスラム街から高級住宅地まで立ち並ぶ。しかし、都市の巨大企業Ascentグループが突如として原因不明のシャットダウンに見舞われる。それにより、街全体のセキュリティシステムが暴走。どうやらAscentのライバル企業の陰謀に巻き込まれたようだ。さらに街の犯罪組織も関わってくる事態に。もはや都市の安全は崩壊しつつある。そんななかプレイヤーは都市で働く労働者の一員として、悪の存在に立ち向かっていくこととなる。
本作のゲームプレイは、見下ろし視点で進行。公開されたトレイラーでは、サイバーパンクな街並みを探索する様子や、ハイテク武器を用いた戦闘シーンなどが収められている。レーザー光線が四方八方に飛び交っており、派手で爽快な戦いを楽しめそうだ。また周囲を吹き飛ばす特殊能力らしき技の発動シーンも確認できる。くわえて本作では、敵の体格や弱点によって求められる戦い方も異なってくるようだ。敵は戦利品を落とすこともあるようで、ハクスラ的な要素も組み込まれているのだろう。
本作はソロプレイのほか、最大4人でのローカルおよびオンラインCo-opプレイにも対応。味方と協力しつつ、ミッションを進めていけるようだ。トレイラーの最後にはボス敵のような大型メカも登場しており、味方とともに強大な敵に立ち向かうといったプレイも楽しめることだろう。また本作でプレイヤーが操作するキャラクターには、カスタマイズ要素も用意されているようだ。好みやプレイスタイルに合わせて、見た目や武器を自由にカスタマイズ可能とのこと。自分だけのオリジナルなキャラクターを作れるとのことで、RPG作品として幅広いロールプレイが楽しめそうだ。
冒頭にも述べたとおり『The Ascent』は、Xbox Series X向けのローンチタイトルとしてもリリースされる。4K出力やHDRにも対応。Unreal Engineで彩られるサイバーパンクの世界は、Xbox Series Xのハード性能に最適化されたものとなる。またSmart Deliveryシステムにも対応するとのことで、1度『The Ascent』を購入すれば、Xbox One/Xbox Series Xの世代の異なるプラットフォーム間においても本作をダウンロードし、最適なバージョンで遊ぶことができる。
『The Ascent』の開発を手がけるのは、スウェーデンのインディースタジオNeon Giant。同スタジオはEpic GamesやGearbox Softwareに勤めた経験のあるゲーム業界のベテラン複数名で構成されており、少数精鋭ながらもAAA級作品の開発経験を活かしたゲームづくりを目指しているという。今回発表された『The Ascent』は、そんな職人集団がおくりだす記念すべき第1作目。この度は多彩なインディータイトルを販売するCurve Digitalと手を組む運びとなったようだ。実績あるパブリッシャーとゲーム開発のベテランらによっておくりだされるサイバーパンク・アクションRPGに期待がかかる。
『The Ascent』はXbox Series X向けローンチタイトルとして2020年内にリリース予定。またSteam向けのリリースも同時期に予定されている。