バンナムが新作アクション『SCARLET NEXUS』を発表。元「ヴェスペリア」開発者が手がける、荒廃未来で戦うARPG

バンダイナムコエンターテインメントは5月8日、「Inside Xbox」にて『SCARLET NEXUS』を発表した。本作の開発はかつて「テイルズオブ」シリーズに携わり、『テイルズ オブ ヴェスペリア』を手がけたメンバーが在籍するチームが担当するという。

バンダイナムコエンターテインメントは5月8日、「Inside Xbox」にて『SCARLET NEXUS』を発表した。Xbox Oneおよび次世代ハードXbox Series Xにて発売するという。

『SCARLET NEXUS』の舞台となるのは遥か遠い未来。超能力ホルモンが人間の脳内に発見され、人類が超感覚を得たことにより世界は変化していった。新時代に突入したのだ。しかし一方で、この能力を欲した化け物たちOthersが突如空からあらわれ、強化された人々の脳を狙い始めた。無敵の化け物として恐れられたOthersであるが、化け物たちに唯一対抗できるエリート部隊がいた。超能力に優れた若者はこのエリート部隊にスカウトされ、人類最後の希望として戦っている。プレイヤーは主人公である超能力を操るユイト スメラギとして荒廃都市のニューヒメカを探索し、テクノロジーと超能力の両方を駆使しながら、世界の混沌の原因を探っていく。

ゲームとしてはアクションRPGとなるようで、超能力で周囲にあるオブジェクトを持ち上げ、壊し、あるいは投げつけ、コンボをつなげながら敵を倒していく。公開された映像では、Othersと呼ばれる不気味な敵たちと戦う主人公達の姿が確認できる。バンダイナムコの得意とするアニメ調のグラフィックはそのままに、滑らかでスタイリッシュなアクションが繰り出されている。エフェクトなども派手で、他タイトルのアプローチとは異なりながらも、次世代らしいタイトルに仕上げられていそうだ。

本作のプロデューサーを務めるのは、『CODE VEIN』を手がけた飯塚啓太氏。開発エンジンにはUnreal Engine 4が採用されている。アクションや世界観については『CODE VEIN』や『GOD EATER』シリーズのエッセンスを感じさせる。一方で、本作の開発はかつて「テイルズオブ」シリーズに携わり、『テイルズ オブ ヴェスペリア』を手がけたメンバーが在籍するチームが担当するという。具体的な開発メンバーがどのような顔ぶれになるかは不明であるが、『テイルズ オブ ヴェスペリア』といえば、アクションとシナリオ両面で高い評価を得たタイトル。映像で公開された剣を使ったスタイリッシュなアクションも含めて、期待できる要素も多そうだ。

『SCARLET NEXUS』は、Xbox OneおよびXbox Series X向けに発売予定。Xbox Series Xで遊ぶ際には、高解像度や高フレームレートで、ダイナミックなアクションを楽しめるという。Xbox One版とXbox Series X版のクロスバイ機能にあたるSmart Deliveryに対応しており、ひとつ買うことで両世代でゲームが遊べるとのこと。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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