インディースタジオのGenius Slackersは5月5日、サイコロジカル・ホラーゲーム『What Happened』を発表した。対応プラットフォームはPCで、2020年7月に配信予定。
『What Happened』は、アメリカの高校を舞台にするホラーゲームだ。主人公は高校生のスタイルズ。彼は不安やうつに悩まされており、プレイヤーは一人称視点にて、彼の歪んだ記憶が入り混じった、悪夢のような精神世界の中を旅することになるという。具体的にどのようなゲームプレイとなるのかはまだ謎に包まれているが、公開された映像などでは、いかにもアメリカの高校らしい環境の教室や廊下、体育館などが映し出されている。
一方で、そうした見慣れた場所が、荒廃して草が生い茂っていたり、暗く不気味な雰囲気を漂わせていたり、あるいは机や椅子が不自然に積まれていたり、画面が奇妙に歪んでいたりと、不気味に変化している光景も見られる。おそらく、これがスタイルズの精神世界を表現しているのだろう。また、クラスメイトと思しきほかのキャラクターも登場するが、スタイルズに対して敵意を見せるようであったり、何か混乱する様子であったりと、どのような関わりが見られるのか興味深い。
こうした世界の中を進む中では、環境を活かしたパズルが登場し、その手がかりを求めて探索することにもなるという。照明を動かしたり通路を探したり、また親友を敵に変え、愛を憎悪に変化させるなどといったキーワードが示されており、このあたりがパズルに関するヒントとなっているのかもしれない。またスタイルズは、生と死あるいは心と精神の間での困難と常に戦うことになるとのこと。そして、影と光をどちらも受け入れることで、この悪夢から抜け出すことができ、そして彼の身に何が起こったのかを理解できるという。物語の結末は複数用意されているそうだ。
『What Happened』は、PC(Steam)向けに7月配信予定。また、その後にはコンソール版のリリースも計画しているとのことだ。