日本が舞台の3Dアドベンチャー『梅雨の日』Humbleにて配信開始。少年の視点から描く梅雨の一日

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個人開発者のInasa Fujio氏は5月2日、『梅雨の日(Rainy Season)』を配信開始した。対応プラットフォームはPCで、日本語に対応。ゲームエンジンにはUnreal Engine 4を採用。Steamキーの販売などを行っているサイト、Humble Bundle内のサブスクリプションサービスHumble Choice 5月分のExtra枠に含まれており、同サービスの会員なら特典としてプレイできる。

『梅雨の日』は、幼い少年の視点から、雨の1日を描いた不思議であたたかな短編3Dアドベンチャーゲームである。本作の舞台は、スマートフォンの普及はまだ遠く、ブラウン管テレビが現役だった今より少し前の日本。主人公は、母、働いている姉、弟と共に祖母の家で過ごしている少年だ。

今日は遊園地に行く約束の日。少年はその約束をとても楽しみにしていたが、朝起きてみると外は雨模様。屋根を叩く雨の音。少年の心を映したようにどんよりと暗い空。窓を開け、空を睨んでいても状況は変わらない。居間で朝食を食べいる最中に、あっけなく遊園地行きの中止を告げられてしまい、家の中で過ごす梅雨の日が始まる。

本作ではプレイヤーは、少年として祖母の家で1日を過ごす。お化けが住んでいるという開かずの間。仏壇と日本人形の置かれた和室。外は雨が降っているため遠くに出かけることはできないものの、家の中と周囲は自由に探索できる。祖母を含めた4人と会話したり、カメラを手にとってレンズを覗き込んでみたり、傘を差して外に出てみたり、思い出を手にとって空想を現実に重ねることも可能。幼い少年の視点から見た家の中には、ノスタルジーあふれる不思議な体験が詰まっており、幼い日に感じた恐怖や、幻想的で優しい世界が描かれていく。

1日の長さは、20分/40分/60分から選択可能。時間経過によって、お昼ごはんに呼ばれるささいなイベントや、日常的な選択肢も登場し、家の様相が変化。家の中にある一部のオブジェクトは、調べてみると何かが起こることもある。温かみのあるグラフィックとサウンドによって紡がれた世界は、プレイヤーに遠くある記憶を思い起こさせるだろう。

開発者のInasa Fujio氏は、公式サイトによると趣味でゲームを作っているイラスト専門大学の3年生。『梅雨の日』以外に、郵便局員となって電車やバイクに乗り、手紙を届けたり地元の住人と交流する日本の田舎を舞台にしたADV『Inaka Project』を開発中だ。また、本作のサウンドはコントラバス奏者の渡邉紘氏率いる渡邉紘STRINGSが担当。作中の懐かしい雰囲気を支えたオリジナルサウンドトラックが、各配信サイトにて販売されている。

『梅雨の日』は、Humble Choice 5月分のExtra枠として配信中。最低4.99ドルの月額会員費用を払うと、プレイできる。14.99ドル以上のプランでは、『MO:Astray』『XCOM2』『Warhammer 40,000: Gladius』『Heave Ho』など、5月の対象作品12本の中から、プランに応じた数のSteamキーも獲得できる。

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