『あつまれ どうぶつの森』に登場するアイテム「Switch」の名称が、「Light Switch」に変更されていたようだ。Nintendo Lifeが報じている。『あつまれ どうぶつの森』には多彩な家具が存在し、その中には壁掛けできるSwitchが存在する。そう、Nintendo Switchではなくライトのスイッチなのである。筆者が確認したところ、ふれることでカチッと音が鳴りレバーが下がるが、実際にライトをオン・オフできるといった変化はない。しかしながら、生活系家具を集めているプレイヤーならば、飾れることに満足することだろう。
問題は、その名前だ。プレイヤーならご存知だろうが、『あつまれ どうぶつの森』では序盤から“ゲーム機である”Nintendo Switchを家具として入手することができる。さわることで、おなじみのNintendo Switchのロゴと効果音が映し出される、ちょっとしたおもちゃだ。そう、Nintendo SwitchとSwitchの両方がゲーム内に存在していたのだ。このふたつは、実際に家具として飾っていればすぐに識別できるが、家具一覧として並べ文字だけを見れば混合しうる。そうしたことを受けてか、Switchのほうの名前が変更されたわけだ。
A blue balloon bamboozled me! #AnimalCrossing #ACNH #NintendoSwitch pic.twitter.com/70YgkFCtn7
— Zion Grassl (@ZionDood) April 16, 2020
It's now called Light switch. Might still be confused with Switch Lite haha! pic.twitter.com/qIqFvkPhO4
— ReLie (@reliesgamelog) April 28, 2020
変更後の名前はLight Switch。その名のとおり、ライトのスイッチだ。しかしながら、なんとも不思議な名称変更が実施されたため、「Switch Liteと混合するのはいいのか」だの「Which switch is which」だの「俺は今までDark Switchと呼んでいた」だの、Nintendo Lifeのコメント欄やTwitterではジョークが飛び交い、いじられている。
興味深いことに、実はこの名称変更、日本語版には適応されていない。スイッチは、スイッチのままなのだ。つまりSwitchのみがLight Switchに変更されている。確かに英語名では「Nintendo Switch」と「Switch」が並んだことで混乱を誘っていたが、日本語では「Nintendo Switch」と「スイッチ」とで言語が異なるため、混乱が避けられている。『あつまれ どうぶつの森』は日本で開発されている。それゆえに、日本語ではふたつ並んでも混合しないことから、問題にならなかった。そしてローカライズされる際に「スイッチ」はそのまま「Switch」と翻訳され、結果的に混乱を招いたという、逆説的な仮説を立ててみるのも面白いだろう。
任天堂は『あつまれ どうぶつの森』のアップデートに際して、公式の告知以外にもさまざまな仕様変更をおこなっていると、噂されている。TwitterユーザーであるNinji氏は、バージョン1.2.0実装後に“独自の方法”で虫の出現率を調査。その中でカラスアゲハの出現率が大幅(80%~90%)に下がっていることを報告していた。この報告が真実かは定かではないが、今回の名称変更を見るに、イベントの追加以外にもさまざまな仕様変更がおこなわれているようだ。そうした変わり続ける側面も、『あつまれ どうぶつの森』の魅力といえるかもしれない。