Techlandは4月29日、『Dying Light』の有料DLC「Hellraid」を2020年の夏に発売することを発表した。「Hellraid」は開発中止となっていた同社のダークファンタジー一人称アクションゲームをもとにしたコンテンツ。対応プラットフォームはPlayStation 4/Xbox One/PC。
DLC「Hellraid」のティーザー
開発中止となっていた単体のゲーム『Hellraid』は、ポーランドのゲーム開発会社Techlandが開発を進めていたアクションRPGだ。2012年に「Project Hellraid」という名前で、ダークファンタジーな世界観を特徴とする一人称視点アクションゲームとして発表された。2013年には正式なタイトルである『Hellraid』として発表、対応プラットフォームはPlayStation 3/Xbox360/PCを予定していた。その後、2014年になり対応プラットフォームがPlayStation4/Xbox One/PCへ変更。しかし2015年5月、「開発保留」の状態となったことが報じられた。Techlandは当時発売したばかりだった『Dying Light』のサポートに注力するためであると説明。あくまで「開発保留」とのことだったが、「Hellraid」コンテンツは約5年間沈黙していた。
『Hellraid』では、プレイヤーはデーモンスレイヤーとなり、地獄の門を閉じるためダンジョンへ潜り敵の軍勢と戦う。クラスは「ウォーリア」「メイジ」「パラディン」「ローグ」の4種類。シングルプレイヤーと4人までのco-opモードが遊べる。敵の群れを倒してダンジョンを攻略し、キャラを成長させて自分のプレイスタイルを築いていくゲームとなるはずだった。
『Hellraid』2014年の映像
オープンワールドゾンビアクション『Dying Light』のDLC「Hellraid」では、生存者がいるタワーの地下から謎のアーケードゲーム筐体が発見される。誰も見覚えがないという筐体が地獄から来たとは知らずに、生存者たちはこれを地上へ運び出してしまうのだった。画面には「INSERT SOUL」の文字。プレイヤーはこの筐体に引きずり込まれてしまうのかもしれない。
DLC「Hellraid」では新たな敵、敵を葬るための武器、そしてそれらが満載のダンジョンが用意されているという。こちらのDLCでは、シングルとco-op両方でプレイが可能。ダークファンタジーな世界観の『Hellraid』では、中世の剣や両手斧、クロスボウや魔法の杖が使うことができる。『Dying Light』本編のゾンビだけでなく、スケルトンやデーモンといった『Hellraid』に登場するはずだった敵の登場も期待出来そうだ。