任天堂は4月28日、『Deadly Premonition 2: A Blessing In Disguise』の発売日を告知。同作がNintendo Switch向けに、7月10日にリリースされることを明かした。販売価格は7480円(税込)。以下は、オープニングテーマ曲「The Deep South」が流れる発売日発表トレイラーだ。
【UPDATE 2020/04/29 0:28】
価格表記を日本円に変更
『Deadly Premontion』は、SWERYこと末弘秀孝氏がディレクターを務めた怪作『レッドシーズプロファイル』の海外タイトルである。2010年に発売された前作は、アメリカ北部の田舎町グリーンベイルで起きた殺人事件を調査する、オープンワールド・ミステリーアドベンチャーゲーム。主人公であるFBI捜査官フランシス・ヨーク・モーガンが、森と湖に囲まれた小さな町に潜む奇妙な真実を解き明かしていく。自分の中にいるザックという人物に語りかけるモーガンも含めて、癖の強い登場人物が揃っており、独特のユーモアや「ツインピークス」を彷彿とさせる世界観、誇張したB級感、感情を揺さぶるストーリー展開など、唯一無二のゲームとして長く語り継がれるカルトヒット作品となった。
続編となる『Deadly Premonition 2』では、FBI捜査官アリヤ・デイヴィスが、ボストンで起きた連続殺人事件を調査するところから物語が始まる。かつてモーガンが解決済みとして閉じた事件の、失われた遺体が見つかったことから、彼のもとを訪れ問い詰めるアリヤ。同作では、アリヤが調査にあたる現代(2019年)と、若かりしころのモーガンとして田舎町「ル・カレ」を捜査する過去(2005年)を行き来しながら、真相に近づいていくこととなる。続編であり、前日譚でもある『Deadly Premonition 2』。2005年の世界では、ル・カレの保安官の娘である10歳の少女パトリシア、そして友人ザックとともに、米国南部の雰囲気を携えた町で「ル・カレ連続殺人事件」の捜査にあたるのだ。メインストーリー以外にも、スケートボードで町を駆け抜けたり、ボーリングといったミニゲームを遊んだりと、さまざまなアクティビティが用意されている。
『Deadly Premonition 2』の開発を担当するのは、トイボックス、White Owls、そしてナウプロダクション。White OwlsのSWERY氏は、今作でも引き続きディレクターおよびシナリオライターとして参加。先述したトレイラーでは「Game Design by SWERY」の表記も確認できる。そのほか、アートディレクション担当として今井 秋芳氏、音楽担当として大久保 サトシ氏がプロジェクトに参加している。なおダウンロード版のストアページはすでにオープンしている。
*2019年9月の発表トレイラー
なお前作『レッドシーズプロファイル』のNintendo Switch移植版『Deadly Premonition Origins』は、5月17日23時59分まで50%オフのセールを実施中。通常価格3480円のところ、1740円で購入できる。7月10日の新作リリースに向けて前作に触れておきたい方は、これを機にチェックしてみるのも手だろう。