パブリッシャーのThunderful Publishingは4月23日、『Lonely Mountains: Downhill』のNintendo Switch版を、5月7日に配信すると発表した。日本でも同日配信予定とのこと。価格は、海外では19.99ドル(約2150円)となっている。
『Lonely Mountains: Downhill』は、ドイツのインディースタジオMegagon Industriesが開発した自転車ゲーム。マウンテンバイクに乗って、山を駆け下りる自転車競技ダウンヒルを楽しめる作品だ。ローポリゴンのポップなグラフィックが目を引くが、それとは裏腹に、独自の物理エンジンにより自転車はリアルな挙動を見せる。
また、カメラはライダー視点ではなく固定の俯瞰視点を採用していることも特徴のひとつ。そのため、画面で見えたままの方向に入力して方向転換する、ユニークなステアリング操作となっている。オプションで切り替えれば、ライダー目線での左右に入力して操作することも可能だ。好みで選択すると良いだろう。
本作には4つの山が収録され、合わせて16種類のトレイル(コース)をプレイ可能。急斜面や森林地帯、あるいは湖や川が存在したり、暗い夜道を走ることもある。ルールは、ゴールラインを切ることのみ。トレイルには、踏みならされたような山道がそれとなく存在し、そこを走るのが比較的安全だが、ルートはほかにも多数あり、道なき道を進むことも可能。むしろ、そうしたショートカットをいかに見つけ出すかが、タイム短縮のカギとなる。切り立った崖を駆け下りたり、大きなギャップを飛び越えたり。ただし、ショートカットを攻める際には転倒の危険が常につきまとうため、慎重な操作と思い切りの良さのバランスが大事である。転倒すると、直前に通過したチェックポイントまで戻される。
各トレイルにはチャレンジが設定されており、達成することで次なるトレイルやライダーのカスタマイズアイテムなどをアンロック可能。チャレンジの内容としては、指定のタイム以内でゴールしたり、指定回数以下の転倒数でゴールするなど。自転車の車体がアンロックされることもあり、車体によってフレームやサスペンション、ホイールの性能バランスが異なる。スピードやコーナリング、あるいは着地時の衝撃吸収能力やオフロードでの安定性などに特徴が現れるため、走るトレイルやプレイスタイルに合わせて車体を選択することになる。
本作はオンラインランキングに対応しており、タイムアタックに挑戦するモチベーションとなっている。一方で、マイペースに走り山を楽しむようなプレイも良いだろう。オープンワールドというわけではないがマップはそこそこ広大で、ルートの自由度もかなり高い。また、山のどこかには休憩所が存在し、これを見つけ出すことは収集要素のひとつとなっている。
『Lonely Mountains: Downhill』のNintendo Switch版は5月7日に配信予定。なお、国内ではSteamやXbox One向けにも配信中だ。