サイバーパンク配達ゲーム『Cloudpunk』Steam配信発売。空飛ぶ車できらびやかな摩天楼を飛び回れ

 

ドイツの開発スタジオION LANDSは4月24日、ドライビングアドベンチャーゲーム『Cloudpunk』の配信を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)。価格は2200円となっている。日本語には対応済み。サウンドトラックも同じく発売を開始しており、こちらは1010円だ。5月1日までの期間限定で発売記念のスペシャルプロモーションが実施中であり、ゲームとサウンドトラックの両方とも10%オフの価格で購入することができる。また本作はPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switchでの発売も予定しており、発売時期は未定となっている。

彩光放つネオンによって形作られた摩天楼。その隙間を蛾のように飛び交う車両たち。灰色の雫と霧とをその身にまとわせながら。『Cloudpunk』は俗に言う「サイバーパンク」の世界を舞台に運び屋を演じるドライビングアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは半合法的な配達会社「クラウドパンク」の新人ドライバー「ラニア」として、大都市ニヴァリスの各地に住む依頼人の元へ荷物の配達を行っていく。富裕層や貧困層、AI、アンドロイドにサイボーグ。彼らはさまざまなバックボーンを抱えており、配達業務を通じてそれらが1本の線へと紡がれていく。企業の陰謀と暗躍するハッカー。きらびやかな街にうごめく影を、プレイヤーはラニアの視点から解き明かしていくのである。

本作の醍醐味と言えば大都市ニヴァリスの周遊だろう。ボクセルを骨子として描かれたサイバーパンクシティ・ニヴァリスは、複数の巨大な箱庭として構成されており、地域毎によって見せる顔色がまったく異なってくる。都市部であればそれこそサイバーパンクのテンプレートとも言えるような町並みが視界に入ってくるが、ひとたびスラムに足を運べば、ゴミの山と陰鬱な雰囲気があなたをお出迎えだ。また駐車場に車両を停めれば、地に足をつけて街を探索することも可能となっている。仕事によって腹を空かした愛機に給油をするのはもちろん、NPCに話しかければ、給料を使って買い物をすることもできる。ゲロ甘いチョコバーに怪しげな飲料、果ては原材料不明なラーメンも食べられる。収集要素はもちろんのこと、ストアページによれば探索を通じてアンロックされる隠しストーリーも存在しているため、作り込まれた市街地を思う存分駆け回ることをオススメしたい。

サイバーパンク作品が好きなゲーマーの方はもちろんのこと、巨大な世界を周遊したい、ボクセルで形成された独特な雰囲気を楽しみたい方はぜひ手にとってみてはいかがだろうか。『Cloudpunk』は、Steamにて通常価格2200円で配信中。