『Amnesia: The Dark Descent』Epic Gamesストアにて5月1日より期間限定無料配布。年内にシリーズ新作の発売を控える定番ホラーゲーム

『Amnesia: The Dark Descent』Epic Gamesストアにて5月1日より期間限定無料配布へ。年内にシリーズ新作の発売を控える定番ホラーゲームだ。また今週分の無料配布タイトルとして、ターンベースのファンタジーRPG『For The King』がダウンロード可能となっている。

Epic Gamesは4月24日、PC版『For The King』の無料配布を開始した。Epic Gamesストアよりダウンロード可能で、期間は4月30日深夜まで。同ストアのアカウントを所有した状態でストアページにアクセスし、期間内にゲームを入手しておけば、期間後も無料でゲームを楽しめる。また次週分の無料配布タイトルが、『Amnesia: The Dark Descent』『Crashlands』となることもアナウンスされている。

*2018年4月公開の『For The King』ローンチトレイラー

『For The King』は、ファンタジー世界を舞台にしたターンベースRPG 。テーブルトークRPGやローグライク要素を取り入れた作品であり、シングルプレイおよびローカル/オンライン協力プレイに対応。日本語にもローカライズされている。プレイヤーは国王の暗殺を機に招集された一般市民たちを連れ、まだ見ぬ世界へと旅立つ。鍛冶屋や吟遊詩人といった職業の異なる人員からパーティーを構成し、ヘクスタイル状のワールドマップを冒険。各キャラクターを順番に動かしていく。マップ、イベント、クエストはプロシージャル生成されるため、プレイ体験は毎回異なる。

戦闘を含むすベての行動は、独自のスロットシステムをもとに実行および成否判定が行われる仕組み。キャラクターのステータスに応じた行動スロット数が定められており、成功判定数に応じて移動タイル数や命中率が増す。またプレイヤーは一定回数に限り、成功を確定させる「フォーカスポイント」を使うことが可能。使いどころをうまく管理することが重要となる。また同作では、一定ターンごとに「カオスメーター」が蓄積されていく。すると敵の体力が増えたり、危険なカオスタイルが現れたりと、冒険が険しくなる。うまくクエストやイベントをこなすことで、カオスメーターの進行を防ぐことが重要となる。

なお最初のプレイスルーからすべての職業やアイテムがアンロックされているわけではなく、冒険中に得られる専用ポイントを使ってコンテンツを解除していく形となる。何度も冒険を繰り返し、次の冒険を楽にしていくのだ。また『For The King』は2018年4月に正式リリースを迎えた作品であり、拡張コンテンツとして「Dungeon Crawl」「Frozen Expanse Adventure」「Gold Rush Un-Cooperative Mode」「Into The Deep」などが追加されてきた。先述したように、同作はひとりでも遊べるし、フレンドと一緒に協力プレイを楽しむことも可能だ。

*2016年公開の『Crashlands』トレイラー

Epic Gamesストアの無料配布タイトルは、こちらから確認可能。次週5月1日より無料配布対象となるタイトルは、『Crashlands』と『Amnesia: The Dark Descent』。『Crashlands』は、2016年にリリースされた見下ろし視点のアクションRPG。膨大なクラフトアイテムや、キャラクターの育成、直感的な基地建設機能、無数の生き物を仲間にする飼いならしシステムなどを特徴としている。

*2010年公開の『Amnesia: The Dark Descent』ローンチトレイラー

『Amnesia: The Dark Descent』は一人称視点ホラーの金字塔とも言える作品であり、2010年のリリース以降、さまざまな作品が影響を受けてきた。プレイヤーは記憶喪失の主人公ダニエルとなり、古城の中を探索。徘徊する怪物から逃れながら謎を解いていく。ダニエルには攻撃手段が与えられず、ランタンとロウソクの火を頼りに暗闇の中を進むことに。明るい場所に出ると敵に見つかってしまうため暗闇の中で隠れることになるが、暗闇の中にいると主人公のSAN値(正気度)が減り発狂してしまう。SAN値を削りながら隠れ続けるのか、敵に襲われるリスクを追って逃げるのか。各局面で選択が迫られ、プレイヤーの心を揺さぶっていく。なお開発元のFrictional Gamesは今年3月、シリーズ新作『Amnesia: Rebirth』を発表。2020年秋、PC(Steam)/PlayStation 4向けに発売される予定だ(関連記事)。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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