少女が銃片手に進む弾幕アクション『ITTA』Nintendo Switch向けに配信開始、Steam版も明日配信へ


パブリッシャーのArmor Games Studiosは4月22日、インディースタジオGlass Revolverが手がけた弾幕アクションゲーム『ITTA』を配信開始した。対応プラットフォームはNintendo Switchで、価格は1520円(税込)。明日23日にはPC(Steam)向けにも配信予定となっており、いずれも架け橋ゲームズのサポートにより日本語表示に対応する。

『ITTA』の舞台となるのは、「庭園」と呼ばれる生と死が曖昧な世界。主人公の少女イッタはこの世界にて目を覚ますも、なぜ自分がここにいるのか分からない。さらに目の前では父と兄、そして愛猫が血を流して死んでいた。状況が飲み込めないなか、霊のような存在がやってきて愛猫の姿を借り、イッタの新たな守護霊だと名乗る。そしてふたりは、姿の見えない母親を探し、そして家に帰るための方法を求めて庭園を探索する。

本作はボスバトル主体のシューティング・アクションゲーム。庭園内には遺跡のような場所が点在しており、いくつも存在する扉の向こうにボスが待っている。イッタの武器は、父親が遺したリボルバーだ。ボスはそれぞれ特徴的な行動パターンを持っており、中には2体に分かれて襲ってくるものも。そして、いずれのボスの攻撃も非常に熾烈な弾幕を伴うことが特徴だと言える。もちろん弾幕のパターンもボスによって異なる。そうした弾幕の隙間をかいくぐりながら、根気よく銃弾を撃ち込んでいくのだ。

またゲームを進める中では、イッタの魂の奥深くに眠っていた存在を一定時間だけ呼び出すオーバーロードが可能に。この能力を獲得すると画面上にゲージが追加され、敵の弾をギリギリでかわすたびに溜まっていく。そして満タンになると自動的に発動し、イッタは無敵になり攻撃力もアップする。そのほか体力のアップグレードや、後述する武器も入手可能だ。

庭園を探索する中では、さまざまなNPCと出会うことに。武器を作ってくれる鍛冶屋や、この世界を記した図面を届けるとマップを作ってくれる人などイッタを手助けしてくれる者もいれば、庭園の成り立ちなどについて語ってくれる不思議な生物、あるいは家に帰りたい一心で戦うイッタの行動を疎ましく思う人物などさまざま登場する。なお探索エリアには敵は存在せず、本作はあくまでボスバトルのみである。

武器は探索する中で発見でき、ショットガンやロケットランチャー、火炎放射器などを入手可能。ただし、この世界では実体的な武器は役に立たないため、鍛冶屋に持っていって霊体化、スピリットウェポンに変換してもらうのだ。武器はボスを攻撃する以外に、オブジェクトを破壊したり移動させたり、あるいはちょっとしたパズル要素に利用することもある。

ボスを倒し霊を解放するたびに、イッタが目を覚ました最初の地であり、亡くなった家族が倒れている場所にある、石の目に灯りが点いていく。これをすべて灯すことで家に帰ることができるのかは分からないが、イッタはその先に答えがあると信じて次々とボスに挑む。そして、序盤では緑豊かなエリアのみだったが、やがて天空に浮かぶ庭園や仄暗い地下の廃墟のような場所にも訪れ、さまざまなNPCと触れ合う中で、彼女は謎深いこの世界の真実に徐々に触れていくこととなる。

『ITTA』は、Nintendo Switch向けに配信中。4月23日にはPC(Steam)向けにも配信予定だ。