全国各地のゲームセンターなどの営業情報を集めたサイト「全国ゲーム屋コロナウイルス対応支援窓口一覧」公開。店舗への支援方法も紹介

 

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、不要不急の外出を自粛する動きが全国的に広まっており、多くの業種が影響を受けている。また4月7日に発令された政府の緊急事態宣言により、対象の7都府県では具体的な業種に対し休業を要請可能に。たとえば東京都や大阪府などでは、ゲームセンターなどの遊技場も要請対象に含まれている。

そうしたなか、「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」の著者・赤野工作氏は、全国各地のゲームショップやゲームセンター、ゲームカフェなどの、「臨時的な営業をおこなっている」「(来店以外での)副収入の拡大を進めている」「支援窓口を設けている」といった営業情報を収集する活動を開始。そして、それらの情報を集積し掲載するウェブサイト「全国ゲーム屋コロナウイルス対応支援窓口一覧」を公開した。

「全国ゲーム屋コロナウイルス対応支援窓口一覧」では、ゲームショップやゲームセンター、ゲームカフェ、ボードゲームショップなどの店舗情報を集めて各都道府県別に掲載。業態から探すこともできる。各店舗のページには、住所や営業時間、公式ホームページなどへのリンクのほか、その店舗が設けている支援の受付方法も合わせて掲載していることが特徴だ。

たとえばゲームショップ・ボードゲームショップなど通信販売をおこなっている店舗の場合は、その販売サイトを掲載。ほかにも、YouTubeやTwitch、ニコニコ動画といった動画配信サイトでの配信を通じて収益を得ていたり、noteやCi-enといった有料記事を配信できるブログサイトを利用していたりといったケースもあり、そうした情報を紹介している。新型コロナウイルスの影響により、各店舗は厳しい経営状況にあることが想像される。このサイトでは、地元などの店舗を探して、直接支援する方法を確認することができるわけだ。

また、そうした支援の受け付けをまだ実施していない、あるいはほかの方法を模索している店舗に向けて、ファンから支援を受けられるさまざまな方法を紹介するページも掲載。先述した方法のほか、ドリンクチケットなど後日使用できる物(権利)の販売や、クラウドファンディングの利用などが紹介されている。

本来ならば実際に店舗に足を運び、ゲームをプレイしたり商品を買うなどして応援すべきなのだろうが、現在の状況ではそれは難しい。そんな中でも支援をする方法はあり、また支援を受けることもできる。「全国ゲーム屋コロナウイルス対応支援窓口一覧」では、まだ掲載されていない店舗があれば、情報提供用ページから情報を寄せてもらえば随時追加していくとのことだ。


国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。