「Xbox Series X」の価格は約5万3000円に。海外では下位モデル「Xbox Series S」と同じく11月10日発売へ


マイクロソフトは9月9日、「Xbox Series X」を11月10日に発売すると海外向けに発表した。価格は499ドル(約5万3000円)で、9月22日から予約受付を開始する。同日11月10日には、下位モデルである「Xbox Series S」も発売予定で、こちらは299ドル(約3万1700円)だ。なお、いずれのモデルについても日本での発売日や価格については未発表である。

Xbox Series Xは、マイクロソフトの次世代Xboxの上位モデルだ。AMDの最新のZen 2およびRDNA 2世代のカスタムデザインCPUとGPUを採用し、最大8K/120fpsでのゲームプレイや、ハードウェアレベルでのレイトレーシングのサポート、プレイヤー入力のレイテンシーの削減、次世代SSDによるロード時間の劇的な短縮などを特徴とする。また、新たなコントローラーではゲームプレイのキャプチャや共有をおこなうための専用ボタンが追加される。

そのほか、初代XboxからXbox Oneまでの対応タイトルの後方互換機能も特徴として挙げられるだろう。プレイ時には、レンダリング解像度やフレームレート、ロード時間の向上などの恩恵を受けることができる。そのほか、Xbox One向けの周辺機器についても互換性がある。

対応タイトルとしては、『Gears Tactics』『Tetris Effect: Connected』『アサシン クリード ヴァルハラ』『ウォッチ ドッグス: レギオン』などがローンチタイトルに決定。そのほか、『Halo Infinite』や『Everwild』『S.T.A.L.K.E.R.2』『The Medium』など多数のタイトルが今後発売される。『Gears 5』などすでに発売されたタイトルのXbox Series Xへの最適かも進められていく予定だ。今回Xbox Series XおよびXbox Series Sの発売日が決定したことで、対応タイトルの発売スケジュールも順次更新されていくものと思われる。


マイクロソフトは、Xbox Series Xは史上もっともパワフルなXboxであるとし、一方のXbox Series Sはもっとも小さな本体に次世代の性能を詰め込んだコンソールと表現。両者の違いは、ゲームの描画解像度や光学ドライブの有無、内蔵ストレージ量などに現れており、価格はもちろんプレイヤーの環境や好みに応じて選択できる形となった。

なお今回の発表に合わせては、サブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」と、EAのサブスクリプションサービス「EA Play」の連携も発表。Xbox Game Pass UltimateおよびXbox Game Pass for PCの加入者は、今年の年末からは追加料金なしでEA Playのライブラリにもアクセスできるようになる。Xbox Game Passでは、マイクロソフトのファーストパーティタイトルが発売と同時に提供されるなど非常に好評。ここにEAタイトルも加わる形となり、Xbox Series X|Sを展開する上で後押しとなるかもしれない。

Xbox Series XとXbox Series Sは11月10日に海外で発売予定。ちなみにXbox Series Sの発表時に、国内発売について弊誌がマイクロソフトに確認したところ、現時点で共有できる情報はないとのことだった。近く正式発表があることを期待したい。