小人オープンワールド『MicroMan』発表。主人公は「虫サイズの人間」、都会のジャングルで日常の脅威から逃れろ

ポーランドのパブリッシャーGlob Games Studioは4月8日、『MicroMan』を発表した。『MicroMan』は、「小人」をテーマとしたアクションアドベンチャーゲーム。日常のあらゆるものが脅威となるのだ。

ポーランドのパブリッシャーGlob Games Studioは4月8日、『MicroMan』を発表した。対応プラットフォームは、PC(Steam)。発売時期は2021年後半だ。のちにPlayStation 5/Xbox Series X/Nintendo Switchでのリリースも予定されている。ゲーム内は日本語に対応するようだ。

『MicroMan』は、「小人」をテーマとしたアクションアドベンチャーゲーム。主人公はラボに勤める研究者だ。実験をしていたところ、不幸な事故により、小人化する薬を飲み、身体が縮小。結果として、「虫サイズの人間」になってしまった。いつも見慣れた都会の風景は、身体が小さくなってしまったことで巨大に。道行く人に、機械に、生物。すべてが日常の脅威となってしまったのだ。そんな“見慣れた非日常の世界”にて、主人公は元のサイズに戻るという過酷なミッションに挑む。

『MicroMan』では、プレイヤーは元の姿に戻ることを目指すが、その道程は決して平坦ではないという。蟻や蛙、ネズミが強敵になり立ちはだかる。逃げてもいいし、フォークなど“大きな武器”で立ち向かってみてもいいだろう。また歩く人間そのものも脅威。足影には注意したい。いつもはすぐに到達できた遠い、高い場所も大きな冒険になるだろう。しかし小さくなったことで、新たな意味を持つものもある。蝶は移動手段になるし、葉っぱはパラシュートになりえる。スケボーで高速移動するのもいい。なんとかバスに乗ることができれば、長距離移動も夢ではない。本作においては、プレイヤーには多彩な選択肢が与えられており、自分なりの方法で元の姿に戻る道をたどっていくようだ。

本作においては、アクションアドベンチャーやアーケードなど、多岐にわたるジャンルのエッセンスが取り入られているという。プレイヤーにはヘルスなどパラメータの概念もあるようで、サバイバル要素も含まれている。広大な世界を進んでいくという意味では、オープンワールド的な一面も存在するだろう。開発においては、小人モノの作品の多くから影響を受けているそうだ。

誰しも一度は想像したことがある「小人化」。『MicroMan』は、そんなアイデアをゲームへと落とし込む意欲作になるだろう。Glob Games Studioは現在、事故を題材とした『Accident』など多彩なシミュレーターを開発中。そうしたノウハウが、本作にも落とし込まれていることが期待される。

『MicroMan』は、2021年後半にPC(Steam)で、日本語に対応し発売予定。のちに次世代機およびNintendo Switchにも展開するという。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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