Hello Gamesは4月8日、『No Man’s Sky』の大型無料アップデート 2.4を実施。その中で、「二足メック」などを実装したことを明らかにした。本作にはExocraftなる乗り物アイテムが存在しており、それらに搭乗することで快適に惑星を移動することができた。今回実装されたのは、その発展形であるExo Mechである。
Exo MechはThe Minotaurという名の、乗り込むことで操縦できるビークル。内装も専用のものが用意されており、内・外ともに作り込まれた二足歩行ロボットである。重々しくも勇敢に進んでいくメックであるが、身軽な一面もあり。というのも、背中にジェットパックが装着されており、思い切った中距離移動も可能なのだ。The Minotaur内にいれば、惑星のハザードからは身を守ることができ、それでいてレーザーでリソースの回収が可能。なんとも便利な乗り物になっている。
入手方法としては、Construction Research StationにてMinotaur Geobay planを入手し、対価を払うことで手に入れることができる。アップグレードやテクノロジーも専用のものが用意されている。Blueprintsについては、Space AnomalyのExocraft Technology Merchantにて購入可能。Upgrade ModuleについてもやはりSpace AnomalyのExocraft Technology Merchantにて入手できる。Upgradeすることで、マイニングレーザーが強化されたり、より希少なリソースを入手できたり、Storm Crystalのような希少な資源を安全に入手できたりするという。
Exo Mech実装にあわせて、Exocraftの仕様を変更。Exo Mechと同様に惑星のハザードから身を守れるようになる。特定の環境下では完全にプロテクトされるわけではないようで、安心しすぎないことが重要だろう。そうした外部からのダメージへの強さはアップグレードにより強化できるという。並行してExocraftをアップグレードすることでsolar panelsが装着可能に。日光が出ている日中、エネルギーを蓄えることができるわけだ。スキャン性能も強化され、スキャンを実行することにより近くにある多くのオブジェクトの詳細が明らかになるという。Orbital Exocraft Materialiserなるものも導入され、貨物船にて構築すれば、どの星系にあってもいつでもExocraftを呼び出せるのだとか。デカールも用意され、より愛用機をキュートに彩ることが可能になっている。
今回のアップデートは乗り物が重点的であるが、一方で細やかな変更点も。たとえばグラフィック表現が大幅に改善され、光源処理の向上により生き生きとしたビジュアルが実現されている。またゲームの解像度を下げた際に、UIの解像度は高解像度のままにするといったオプションも追加。またPower Lineを隠すことができるElectrical Cloaking Unitなる施設も実装される。Power Lineは表示させたままにすることも可能。また基地からSpace Anomalyにワープできるようになったり、コンソール版においてより複雑な建物建築が可能になったりと、さまざまなパワーアップがされている。さらなる詳細な変更については、公式のパッチノートを参照してほしい。
『No Man’s Sky』については、今年2月には生ける宇宙船が実装。Hello Gamesは、今後も小規模なアップデートをしていくことを表明していた。Steamでは未だに同時接続プレイヤー数がコンスタントに5000人以上を超えており、売上も伸びていることがうかがえる同作。二足メック実装は小規模に相応しいかは不明であるが、今後も無料でのアップデートが続けられていくだろう。