スウェーデンのパブリッシャーZordixは4月7日、爆弾アクション『PONPU』を発表した。対応プラットフォームはSteam。日本語にも対応予定で、2020年6月のリリースを予定している。なお、コンソールやモバイル向けの展開も予定されている。
『PONPU』は、『ボンバーマン』風の爆弾アクションが特徴のパーティーゲーム。プレイヤーキャラとなるのは、見た目が少々奇抜なアヒルの子。アヒルが持つ特徴的なアクションは2つ。一つ目はタマゴ爆弾を吐き出すこと。吐き出したタマゴは一定時間で爆発する。2つ目が自身の周りにシールドを展開すること。シールド展開によって、周囲にあるタマゴ爆弾を押し出すことができる。要は『ボンバーマン』でいうところのキックに該当するものだ。この2つのアクションを駆使してタマゴ爆弾を押し付け合い、敵や他のアヒルを爆風に巻きこんで体力を削り、最後まで生き残っていたものが勝者となるのだ。
ゲーム内のステージは、きめ細やかなアニメーションも映えるモノクロ調のアートスタイルで描かれている。一方でプレイヤーのアヒルや敵キャラクター、タマゴの爆風などはしっかりと色付けされており、視認性にも優れた、オブジェクトを際立たせる独特の表現がなされている。
メインとなるマルチプレイヤーモードは、最大4人のローカルプレイに対応。また、Steamのストリーミング機能であるRemote Play Togetherを利用したオンライン対戦にも対応しているようだ。アリーナ上で繰り広げられるバトルのルールは3種類。「チームデスマッチ」では、チームの生き残りをかけた戦いが繰り広げられる。制限時間も設けられており、タイムオーバーとなった場合は、タマゴ爆弾を当てることで放出されるコインをもっとも多く獲得したチームの勝利となる。そのほか、制限時間内に多くのコインを集めた者が勝者となる「コインチェイス」、アリーナ上をタマゴ爆弾で自分色に染め合う「カラーファイト」が収録されている。
また、シングルプレイが楽しめるキャンペーンモードも収録。伝説のクリエイターの後継者「Duck-God」として、機械や森林、岩などで特徴付けられた世界を飛び回り、宇宙を救う物語が描かれる。各ステージにはブロックを破壊したり、落とし穴を介してフロアを行き来しながら進んでいくパズル要素や、鳥形ロボットなどの雑魚、数々のボスとのバトルが待ち受けている。なお、アヒルが扱えるタマゴの種類も複数存在するようだ。
ちなみに本作の開発を手がけるのは、アルゼンチンのインディースタジオPurple Tree Studio。長年に渡って多数のブラウザゲームやモバイルゲームを開発し、2019年にはルール無用のアーケードライクなサッカーゲーム『Golazo!』をNintendo Switch向けに開発している。シンプルな操作性と独特のアートスタイルは、本作にも受け継がれているようだ。
アヒルの子の爆弾デスマッチ『PONPU』は、Steamにて2020年6月にリリース予定となっている。