「ソウルライク」なアクションRPG『Mortal Shell』発表。死者の魂から能力を取り込み、慈悲なき強大な敵に立ち向かう
パブリッシャーのPlayStackは4月2日、インディースタジオCold Symmetryが手がけるアクションRPG『Mortal Shell』を発表した。対応プラットフォームはPC/PlayStation 4/Xbox Oneで、2020年第3四半期に発売予定。
『Mortal Shell』の舞台となるのは、人類の文明が廃れ荒れ果てた歪んだ世界。そこで魂の抜け殻として覚醒した主人公は、Dark Fatherと呼ばれる存在からの命を受け、敬虔な信徒たちの秘密の聖地を目指す。しかし、この世界に広がる遺跡には血に飢えた慈悲なき敵が徘徊。彼らは謎の神に仕え、命を顧みず立ちはだかる。
本作のゲームプレイは、『ダークソウル』シリーズなどの影響を受けるいわゆる「ソウルライク」であると開発元自ら述べる。公開されたトレイラーでは、さまざまな敵との緊張感ある激しいバトルが披露されており、一瞬の油断が命取りになることを予感させる。生き残るためには、卓越した観察力と正確性、そして本能が求められるという。タイミングよく敵の攻撃をかわしながら、好機を得て会心のカウンターを放つのだ。
荒涼とした大地には、行き倒れた戦士の亡骸が死者の魂「Mortal Shell」として点在しており、プレイヤーはこれを覚醒させ、自らのものとして利用可能だ。各Mortal Shellにはそれぞれ異なる固有スキルがあり、戦闘スタイルも変わってくる。トレイラーの中では、本体となるキャラクターが鎧や武器を変えながら戦いに臨んでいる様子が見られる。Mortal Shellが持つ固有の能力は、主人公との絆が深まることでアップグレード。武器もまた、酸で刃を研ぐことで強化できる。そのほか、攻撃に超自然的な破壊力をもたらすアビリティも習得できるという。
冒険の目的地である聖地にはグランドという聖なるものが存在し、Dark Fatherは主人公に対し、これの回収を急がせる。さまざま登場する強敵と戦いながら、沼の広がる低地や黒曜石の大聖堂などを抜け、山頂で凍る古代の謎に迫り、Dark Fatherの真の目的を暴くのだ。
本作の開発元Cold Symmetryは4人のコアメンバーで構成され、何人かのフリーランスの手を借りながら本作を制作しているそうだ。設立メンバーにはAAAタイトルを手がけたベテランも所属しており、アートディレクターのAnton Gonzalez氏はSucker Punchにて『ゴースト・オブ・ツシマ』に携わった経験を持つ。彼らはソウルライクゲームへの情熱に突き動かされ、プレイヤーの精神力と適応力を試す、奥深く容赦のないアクションRPGとして本作の開発を始めたとのこと。
『Mortal Shell』は、PC(Steam)/PS4/Xbox One向けに2020年第3四半期に発売予定。Steamのストアページによると日本語字幕にも対応するようだ。また、今回の発表に際しては日本語でのプレスリリースも発行されており、コンソール版の国内発売にも期待がかかる。