『Risk of Rain 2』PC版に大型アプデ第4弾「Artifacts Update」配信開始。ゲームプレイに変化をもたらすアーティファクトを導入


インディースタジオのHopoo Gamesは4月1日、現在Steamにて早期アクセス販売中のPC版『Risk of Rain 2』向けに、大型アップデート第4弾「Artifacts Update」を配信開始した。このアップデートでは、主に長期的に楽しめるコンテンツやリプレイ性、そしてゲームプレイの柔軟性に焦点を置いたものになっているとのこと。

まず大きな追加要素として、Artifact(アーティファクト)が導入された。アーティファクトとは、ゲームプレイに特定の変化をもたらすことができるオプション機能のことで、前作にも用意されていた。今回合わせて16種類のアーティファクトが登場。ステージ内で発見できるコードを特定の場所で入力し、チャレンジを攻略するとアンロックされていく。内容としては、たとえば1ステージにつき1種類のモンスターしか登場しなくなる「Artifact of Kin」や、落下ダメージが2倍になる「Artifact of Frailty」、サバイバー・モンスター共にフレンドリーファイアが有効になる「Artifact of Chaos」などがある。

今回のアップデートでは、新ステージ「Sky Meadow」も追加。ここには新たな隠された領域やボスが存在し、新BGMも用意されている。そのほか、新モンスターであるMini MushrumやParent、新たなアイテムや装備品、宝箱、チャレンジなども登場。キャラクターチャレンジも追加されている。さらに、サバイバーのCommando・Huntress・Engineer・Acridではさらなるスキルバリエーションがアンロック可能となり、またEngineer向けにはチャレンジを通じてアンロック可能な新スキンも用意される。

ゲームプレイの調整もおこなわれており、その中ではコミュニティからの要望を受けて実施したものもある。たとえば、最初のステージには初期スポーンするモンスターを導入。これに合わせてスポーンロジックを更新し、それらのモンスターがプレイヤーの近くにスポーンしないようにしたり、エリートもスポーンするよう調整されている。

サバイバーの調整に関しては、HuntressのArrow Rain・Ballistaのクールダウンが17秒から12秒に短縮、CommandoのPhase Roundのダメージは200%から300%にアップ。また、Engineerの落下時やスプリント、ジャンプなど各種アニメーションが改善された。

そのほか、アイテムSpectral Circletが可視化されていなかった問題や、ステージScorched AcresやSiren’s CallにてRadar Towerが正しく出現しなかった問題を修正。さらにモンスター・ボスでは、Greater Wispの基本アーマー値を1から0に変更、Clay DunestriderやGrovetenderの当たり判定の改善などを実施している。これらのコミュニティからの要望に応じたもの以外にも、多数の調整やバグ修正がおこなわれているため、詳細はパッチノートを確認してほしい。

なお、本作はNintendo Switch/PS4/Xbox One向けにも販売中で、こちらには大型アップデート第3弾「Hidden Realms Update」が3月25日に配信開始。新サバイバーAcridや新ボス、第1ステージの別レイアウト版などが追加された(関連記事)。そして今回PC版に配信された「Artifacts Update」については、近い将来にコンソール版にも配信する予定だとしている。

2020年春に予定されているPC版の次回アップデートでは、さらなるサバイバーや最終ステージ、最終ボス、新たなアイテムや装備品などが追加される。そして、これをもって正式リリースとなる計画だ。このアップデートにて追加する新サバイバーとしては、Enforcer・Bandit・HAN-D・Miner・Sniper・Chefなど前作のキャラクターのいずれかを復活させるという。そこで開発元Hopoo Gamesは、どのサバイバーを本作に登場させるのかファン投票で決定するとし、公式Discordサーバーにて投票を受け付けている。期間は4月7日まで。

Risk of Rain 2』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに販売中。なお、現在Steam版は20%オフセールで1901円となっている。また4月2日から6日にかけては、無料で本作を体験できるフリーウィークエンドがSteamにて実施予定だ。