『あつまれ どうぶつの森』でつくられた「ミニハイラル」がすごい。キュートに「神トラ」再現
『あつまれ どうぶつの森』にて、『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のハイラルをつくりだしたユーザーが現れた。同作のハイラルの世界には、さまざまなエリアが存在する。村に山、神殿に湖に森。そんな特色あるマップを『あつまれ どうぶつの森』内で再現しているというのだ。なお本稿には、『あつまれ どうぶつの森』の施設に関する記述が含まれている。ゲーム進行にあわせて解禁される施設に関する画像も掲載しているので、注意して読み進めてほしい。
ミニハイラルの再現に成功したのは、RedditユーザーのVaynMaanen氏。4日間ヘトヘトになってつくったとのコメントを添えながら、『神々のトライフォース』と照らし合わせた、自身の島を公開している。ざっと見ただけでも、かなりの再現度を誇ることがわかるだろう。左下の砂漠の神殿から、カカリコ村の集落、そして迷いの森。デスマウンテンや幸せの泉などもつくられており、なかなかの再現度。
同氏は各エリアの近影も公開している。デスマウンテンは高さこそないものの、東の神殿と共に独特の荒涼感が漂う。カカリコ村やリンクの家、そして森の広場の牧歌的な雰囲気も再現。荘厳なハイラル城は、なんとか博物館でごまかしている。ハイリア湖も地形はかなり忠実に表現されている印象だ。4日ヘトヘトになって作ったと記述されているが、短期間でつくられたとは思えないクオリティである。むらびとがリンクらしき衣装を身にまとっていることにより、“それっぽさ”が増している。
この島は、実際にVaynMaanen氏が暮らしている島。しかし島づくりの道程は、平坦ではなかったようだ。そもそも同氏はこのミニハイラルをつくるために島を選んだわけではなかった。それゆえに、案内所が真ん中にこなかったことが気になっており、島選びをやり直すことも本格的に検討していたそうだ。案内所は、移動させることができないからだ。しかし博物館を真ん中に据えることで代替したそうだ。
案内所は結局東の神殿になったが、遊べるエリアも増えて結果的によかったとのこと。なお、島名のForsenaは、同氏のお気に入りゲーム『ブリガンダイン ~幻想大陸戦記~』の英語名『Brigandine: The Legend of Forsena』のフォルセナ大陸からとられているとのこと。旗のデザインは、『ファイナルファンタジーXI』のバストゥーク共和国のもの。ミニハイラルながら、随所に「同氏の好きなもの」が散りばめられたかわいらしい島なのである。
『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』のハイラルは、世界中のプレイヤーから親しまれていることや、構造自体に特色があることから、再現企画のお決まりのひとつになりつつある。ハンドクラフトやレゴ、そして『ドラゴンクエストビルダーズ2』にて再現されてきたハイラル。一方の『あつまれ どうぶつの森』はというと、今作から地形の変更が可能となっており、家具の外置きも楽しめる。自由な島づくりが楽しめるようになったのだ。
今回ミニハイラルの作成は、ある意味では『あつまれ どうぶつの森』の地形変更の自由度の高さを物語っているだろう。自分なりの島を作り出すほか、何かを再現してみるのも面白いかもしれない。