『CoD:MW2』リマスター版発表、海外PS4にて時限独占で配信開始。ホワイトハウスも “あの「No Russian」”も新たに生まれ変わる

Activisionは4月1日、『Call of Duty: Modern Warfare 2 Remastered』(以下、CoD:MW2R)を発表し、PS4向けにリリースした。現時点では海外PS Storeでのみ配信されているものの、順次国内ストアにも追加されることだろう。

Activisionは4月1日、『Call of Duty: Modern Warfare 2 Remastered』(以下、CoD:MW2R)を発表し、PS4向けにリリースした。現時点では海外PS Storeでのみ配信されているものの、順次国内ストアにも追加されることだろう。海外のPS Storeページによると、価格は19.99ドル(約2000円)。ダウンロード容量は、約47GBとなっている。本作は、2009年に発売された『Call of Duty: Modern Warfare 2』(以下、CoD:MW2)のリマスター版。ただし、マルチプレイならびにCo-opミッションは非搭載。キャンペーンモードのみが収録されたタイトルとなっている。なお、国内PS Store向けにも配信が開始されている。価格は2189円。また、Battle.netおよびMicrosoftストアでの予約販売も開始されている。

リマスター元の作品となる『CoD:MW2』は、『Call of Duty 4: Modern Warfare』(以下、CoD4:MW)の続編として2009年に発売。シリーズお馴染みのハイテンポなマルチプレイにくわえ、ド派手な演出や壮大な物語が展開されるキャンペーンモードが楽しめた。特にキャンペーンに関しては、プライス大尉やソープ、そしてゴーストなどといった名立たる面々が登場することもあり、印象に残ったプレイヤーも多いことだろう。そして今回リリースされた『CoD:MW2R』では、そんな『CoD:MW2』のキャンペーンをグレードアップされた形で楽しめるというわけだ。

キャンペーンモードのストーリーに関しては、『CoD:MW2』から変更なし。舞台は、『CoD4:MW』の物語から5年後の世界。ロシアでは、ザカエフを信奉する超国家主義者が実権を握っていた。そして不安定な情勢のなか、新たな指導者マカロフの計画により、世界は戦争の脅威にさらされる。アメリカは、マカロフの陰謀に立ち向かうべく、特殊部隊「タスクフォース141」を動員。プレイヤーは部隊の一員となり、過酷な戦場に身を投じていくこととなる。

『CoD:MW2R』では、主にビジュアル面が大幅に進化。トレイラーにおいても、戦火が舞うホワイトハウスや崩れ落ちるトンネルなど、印象深いシーンの数々とともに、より高精細になったグラフィックを確認できる。具体的には、テクスチャやアニメーションにおける描写がより細かく。また、HDR技術による高画質化がはかられている。さらにサウンド面もグレードアップ。最新のオーディオ技術の採用により、戦場体験はさらなる高みへ。なお昨年10月に発売されたシリーズ最新作『Call of Duty: Modern Warfare』(以下、CoD:MW)には、従来から用いられてきた「IW Engine」ではなく、最新のエンジンが採用されている。『CoD:MW2R』においても、同様の技術が用いられている可能性は高そうだ。

ビジュアル・サウンド、両面ともに大幅進化がはかられた『CoD:MW2R』。一方でシナリオをはじめ、『CoD:MW2』からキャンペーンの大枠はそのまま。つまり、物議を醸した“あの「No Ruisian」”も収録されている。同ミッションは、一般人の虐殺シーンが含まれていること、そして誤訳を彷彿とさせるセリフなどから、国内外のコミュニティ上で議論の的となっていた。そんな「No Ruisian」は、リマスター版においてもプレイ可能に。もちろん『CoD:MW2』と同じく、スキップも選択できる仕様となっている。

なお『CoD:MW2R』のリマスタリングについては、今回Activision傘下のスタジオBeenoxが手がけている。同社は、『Call of Duty: Black Ops III』や『Call of Duty: Black Ops 4』などの制作にも携わってきたスタジオ。『CoD:MW2R』の開発について、スタジオ代表のThomas Wilson氏は、高精細なビジュアルと最新のサウンドで、『CoD:MW2』の魅力を最大限にまで引き出すことにパワーを注いだと語っている。また今回マルチプレイを収録しなかった理由として、過去作のマップについては、現行作品である『CoD:MW』ならびに『CoD: Warzone』にて楽しんで欲しいとの想いがあるようだ(Activision Games Blog)。

なお『CoD:MW2R』の販売プラットフォームついては、現時点でPS4のみ。しばらく先行販売、つまり時限独占の形がとられ、PC(Battle.net)/XboxOne向けには、4月30日にリリース予定とのことだ。くわえて両プラットフォームでは、近日中に本作の予約購入が可能になるという。また本作を購入、または予約購入することで『CoD:MW』向けの特別バンドル「CLASSIC GHOST BUNDLE」が貰える。同作を所持していない方は、この機会に『CoD:MW2R』との同時購入を検討してみてもいいかもしれない。

【UPDATE 2020/04/01 12:40】
タイトルを修正、またプレスリリースにあわせて内容を追記

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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