スクウェア・エニックスは3月31日、iOS/Android向けに展開中の『ラストイデア』について、2020年5月29日15時をもってサービスを終了すると発表した。2019年4月のリリースから約1年1か月後にサービス終了に至る。
https://twitter.com/LASTIDEA_RPG/status/1244867017972297728
『ラストイデア』は、新米トレジャーハンターの主人公が,記憶を失った謎の少女や仲間との出会いを通じて成長し、世界の陰謀へ立ち向かっていく王道ファンタジーを描いたトレジャーハンティングRPG。スマートフォンならではの直感的な操作で爽快な一騎当千アクションが楽しめる“スマコマ”アクションや自由度の高いビルドシステム、多種多様なランダム性能の装備品を収集して強化していく手軽なハック&スラッシュ体験を実現。また、この手のジャンルでは希有な“ガチャなし宣言”を掲げ、最大4人のマルチプレイが可能なダンジョン攻略や、プレイヤー間でアイテムの取引を行う「オークション」を主軸にキャラクターを強化していける特色をもっていた。
サービス開始前の事前登録者数は20万人を突破し、昨年は自社作品やVTuber、今年1月には『GOD EATER RESONANT OPS』とのコラボイベントを実施。2月にはメインクエスト8章や新キャラクターが追加され、今後の展開にも注目が集まるところだったが、今回の発表に至ったようだ。スクウェア・エニックスの公式ページにて公開された運営チームの声明によると、「より良いサービスを提供できるよう日々尽力してきたが、今後満足いただけるサービスの提供が困難であるという結論に至った」としている。サービス終了日を迎えるまでの約2か月間は、メインクエスト9章および終章の解放によってストーリーを完結させ、新スキルツリーやストーリーを振り返る「旅の思い出」機能などのコンテンツアップデートも予定。プレイ中のユーザーが作品を最後まで楽しめるよう運営されていくとのことだ。
サービス終了に伴い、ゲーム内の有償ジェムやサブスクリプション商品(ブースト)、スタートダッシュパックやVIP権などの期限付きサービスについては、2020年3月31日15時、本稿公開時点には販売が停止されている。現在所持しているジェムはサービス終了まで引き続き利用可能。購入済みのサブスクリプション商品や期限付きサービスについても、有効期限まで継続されるとのこと。なお、サブスクリプション商品については、自動更新タイミングによっては更新されてしまうケースが予想されるため、ユーザー自身で解約手続きを行ってほしいと注意喚起している。
プレイ中のユーザーにとっては突然の悲観的な報告となったが、サービス終了までの約2か月間、完結へと向かう物語を最後まで楽しみ尽くしてもらいたい。