『ポケモンGO』開発元がなんと自宅で「レイドバトル」に参加できる仕組みを検討中。「家にいても遊べるゲーム」になるために

Nianticは3月30日、公式ブログを更新。その中で、『ポケモンGO』をはじめとした同社の位置情報ゲームにおいて、自宅でより楽しめる仕様にしていくことを明らかにした。Nianticは新型コロナウイルス (COVID-19)の感染拡大に言及しながら、すこしでも楽しさを提供することで、皆様の心に寄り添っていける、そんな存在になりたいと心の内を吐露。その上で、「自宅やその周りで楽しむことができるそんな環境を、皆様が必要と考える限り、継続的に実現していきたいと考えております」と語った。

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『ポケモンGO』においては、すでに在宅者向けに数々の仕様変更が施されている。実装済みの仕様変更は以下のとおり(Engadgetなどを参照):

・タマゴの孵化に必要な距離が半減
・おこうの機能強化され、効果が30分から1時間に。値段も安く
・ポケストップから、ギフトが従来よりも多くドロップ
・野生のポケモンの出現地点と出現数が増加
・週替りの1ポケコインボックス。初回はモンスターボール100個。毎週中身が変わり、各一回のみ購入可能
・毎日一匹めの捕獲はXPとほしのすな3倍
・ギフトの保持数が20個、開けるのが30個/日に増加。ギフトの中身のモンスターボール増量
・GOバトルリーグの参戦に必要だった歩行距離やコインをゼロに
・フレンドとのネット対戦は、必要な友好度レベルを「友達」以上に緩和。従来は「親友」

現時点でも多岐にわたる仕様変更がなされているが、今後はさらに以下の変更がなされるという:

・「いつでも冒険モード」を、ご自宅でお掃除をされていたり、ルームランナーをご利用されたときなどの屋内での歩数も反映されるよう改善しました。この機能はすでに実装されており、屋内で運動を行うと、ゲームも進行します。

・実際に出会うことができなくてもお友達やご家族とつながりを持ち続けられるようにゲーム内のソーシャル機能をより強化します。自宅にいながらでも、他のプレイヤーとともにレイドバトルに参加できるような仕組みを検討しています。

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・お気に入りのスポットに再び訪れる時を思い馳せながら、バーチャルにそのスポットに訪れ、お友達やご家族とその場所の思い出を共有できるような機能を考えています。

・ 毎年、夏に大規模なリアルイベントPokémon GO Festを行ってきました。この夏はあの盛り上がりをご自宅にお届けできる、まったく新しいPokémon GO Festを検討しています。詳細をお待ちください!

ざっくりとまとめると、いつでも冒険モードが屋内移動に対応するほか、ソーシャル機能を強化し、家にいながらでもレイドバトルが可能になる仕組みが検討中。思い出を残せるような機能実装が検討され、Pokémon GO Festについても自宅で楽しめるものが検討されている。特にレイドバトルが自宅からできるようになるというのは、既存プレイヤーにとって大きな変更になるだろう。特定のスポットに足を運ぶことで参加できたあのアクティビティが、家から楽しめるようになるのだ。

位置情報ゲームは、本来外に出て楽しむタイプのゲーム。新型コロナウイルスの被害を受けてそうに見える。しかし実際のところは、Nianticは軽いフットワークで仕様を変更したことにより、損害を受けていないという。モバイルゲームの調査会社SensorTowerは3月16日週の『ポケモンGO』の売上は、前週の売上より66.7%上昇したと報告している(VentureBeat)。2020年にはいってから最高の売上だとも。非公式の数字であるので、どこまで信用できるかは不明であるが、セールスランキングの推移を見る限り、売上の勢いが落ちていないのは確かなようだ。

『ポケモンGO』においては、“歩くこと”が主体ではない対戦型コンテンツの「GOバトルリーグ」の導入時期が、新型コロナウイルスの流行と被ったのは、“神風”だったかもしれない。『ポケモンGO』の影響を受けてか、『ドラゴンクエストウォーク』なども在宅ユーザー向けの仕様変更を実施している。Nianticの原点ともいえる『Ingress』においても、複数のポータルに訪れる必要性を減らすため、バーンアウトまでの回数を増やすと共に、クールダウンの時間を短縮。また、L7、L8のレゾネーターを2つずつデプロイできるようにすると共に、ソジャーナーメダルを獲得する為の条件に「リチャージ」を追加している。今位置情報ゲームは、「家で遊べるゲーム」へと変貌することを求められているだろう。

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