クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」事前登録特典発表。月額料金が半年間半額の900円に
ソフトバンク株式会社は3月30日、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」について、事前登録者には無料期間終了後から半年間、月額料金が半額になる特典を提供すると発表した。
同サービスは2020年6月に正式サービス開始予定。その加入にかかる料金は月額1800円(税抜)で、7月末までは無料で体験できると先日発表されている。つまり事前登録しておくことで、8月からの半年間は半額の月額900円(税抜)にて利用可能となるわけだ。
https://www.youtube.com/watch?v=B-YOD6lYQxg
「GeForce NOW Powered by SoftBank」は、国内ではソフトバンクが運営するNVIDIAのクラウドゲーミングサービス。GeForce GPUを搭載するサーバー側でPCゲームを実行し、ユーザーのPC/MacやAndroidスマホ・タブレットとの間で、操作入力とゲーム映像をやり取りすることでゲームをプレイできる。なお、利用するためにソフトバンクと回線契約を結ぶ必要はない。一方同社の5G対応スマホには専用アプリがプリインストールされ、5G時代の新たなモバイルエンタテイメントのひとつとして期待されている(関連記事)。
ほかの多くのクラウドゲーミングサービスとは異なり、GeForce NOWではゲームを提供しないことが大きな特徴だ。その代わりSteamやEpic Gamesストアなど外部のデジタルストアと連携し、ユーザーがそれらのストアで購入し保有しているPCゲームをサーバーにインストールし、ストリーミングプレイする形となっている。日本では400タイトル以上がGeForce NOWに対応しており、さらに順次追加中。これまでには、『グランブルーファンタジー ヴァーサス』や『デモンエクスマキナ』などが追加対応している。
https://twitter.com/softbank_gfn/status/1235512368819343361
GeForce NOWは、海外ではNVIDIA自身が運営し、今年2月から一足早く正式サービスを開始。その月額料金は4.99ドル(約540円)で、加えて1セッション1時間などの制限が付いた無料プランも用意されている。それと単純に比較すると、国内での月額料金1800円はかなり割高に見え、上の発表ツイートには不満の声が多く寄せられていた。今回追加された、半年間の月額料金を半額にするという事前登録特典は、そうした意見に対応したものと考えられるだろう。
GeForce NOW Powered by SoftBankの事前登録は、公式サイトから申し込み可能。なお、これまでにクローズドベータテストに応募していた人は、当選の有無に関わらずすでに事前登録が完了した状態となっているため、あらためて申し込む必要はない。事前登録の期限は5月末までの予定となっているため、興味のある方はぜひ登録しておこう。