遊牧機械サバイバル『Last Oasis』、人が殺到しリリースとともにサーバーダウン。気鋭MMOはこの難局を乗り切れるか

ノマドサバイバルMMO『Last Oasis』が3月27日にリリースされ、プレイヤーの殺到によるサーバーダウンに陥っている。本作はポーランドのインディースタジオDonkey Crewが開発するオンラインゲーム。自転が止まってしまった地球において、風力で動く巨大な木造機械に乗って移動・開拓を続けるオープンワールド作品だ。しかし配信開始からほどなくしてゲームへの接続が困難となり、日本時間3月28日12時時点でも依然エンジニアチームが復旧にあたっている。最新の情報はサーバー状況を報告する専用のTwitter公式アカウントでチェック可能だ。

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Donkey CrewのプロデューサーはYouTubeにて現状を報告する動画を投稿。その説明によれば、問題が生じているのは各ユーザーとゲームサーバーを接続する間にあるマスターサーバーだという。このため、早期に接続してゲームサーバーに入ることのできたプレイヤーがいる一方、いまだにマスターサーバー部分で引っ掛かりログインできずにいる人が存在する状況が生じている。現在、チームが全力で復旧作業にあたっている旨を伝え、長引く障害について謝罪を重ねた。

PC Gamerが報じるところによれば、本作はリリースされた時点ではスムーズに稼働していた。しかし人が増えるにつれ徐々にサーバーが不安定化。運営側がバグの応急処置とサーバーの容量拡張を急いだ結果、バックエンド部分がクラッシュしてしまったという。同誌は、今回のリリースによる人々の殺到は開発陣の予想を上回るものだったのではないかと推測している。というのも配信前の『Last Oasis』の注目度は決して高いといえるものではなかった。Redditの登録人数はリリース後の3月28日現在においても1900人程度にとどまる。またローンチ時点でのTwitchにおける『Last Oasis』カテゴリの視聴者数は約40000人で、うち4分の1は有名配信者のなかで唯一本作をプレイしていたForsen氏の放送を観ていたという。サーバー状況告知Twitterによると、日本時間で本日午前1時20分時点では10000人のプレイヤーをサーバーに収容するところまで到達したようだが、ログインを待つユーザーはさらに多く存在しているようだ。

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インディースタジオ作品が配信開始と同時にサーバーダウンする例は枚挙にいとまがない。直近では今年2月、フランスのWOLCEN StudioによるハクスラRPG『Wolcen: Lords of Mayhem』が同様の憂き目に遭っていた(関連記事)。また今回の『Last Oasis』については、新型コロナウイルスの拡大によりオンラインゲーム全体の人口が増加している点も原因の一部にあるかもしれない。

いきなり前途多難な目を見ている本作だが、現時点では「早期アクセス版」である点には留意しておいた方がいいだろう。今回の失敗を経て、正式リリースに向けバックエンドの拡充が図られるものと思われる。運よくアクセスできたプレイヤーの声を聞くと、充実したチュートリアルやグラップリングフックによる立体的な移動手段など、ゲーム部分を評価する向きも強い。早期にサーバーが安定し、本作を待ち望む多くのユーザーにゲームが届けられることを期待したい。

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