『あつまれ どうぶつの森』で「イス取りゲーム」をする様子がかわいい。シリーズが進化しイス取りゲームも進化する

『あつまれ どうぶつの森』で、「イス取りゲーム」を遊ぶプレイヤーたちの姿が確認され、注目を集めている。ゲーム内のイス取りゲームも、シリーズの進化にあわせて進化しているようだ。

『あつまれ どうぶつの森』で、「イス取りゲーム」を遊ぶプレイヤーたちの姿が確認され、注目を集めている。イス取りゲームとは、音楽を用いてイスを取り合うゲーム。円状に椅子が並べられ、参加者はそのまわりに起立。音楽が流れている間は、参加者はイスのまわりを歩き、音楽が止んだ瞬間すぐにイスに座る。用意されているイスには限りがあり、イスに座れなかった参加者が失格となる。多くの人が小学校などで遊んだであろう、オーソドックスなあそびである。そのイス取りゲームを、『あつまれ どうぶつの森』内で遊ぶプレイヤーたちが現れた(動画が視聴できない方はこちらから)。

Musical Chairs Contest 🪑💰
byu/tetratara inac_newhorizons

この企画を楽しんだのは、Redditユーザーtetratara氏とその仲間たち。プレイヤーたちが集まり、イスを使って遊びその様子を動画で公開しているのだが、なんともかわいらしい。まずtetratara氏らは、島へと集合。点呼をかけてルールを説明。確認をとったのち、会場へと向かう。向かった先にあったのは、柵に囲まれ5つのイスが用意されたエリア。司会者が楽器を用いて音楽を鳴らし、6名の参加者はイスの周りを歩く。同氏の音楽が止んだ瞬間、イス取り合戦がスタート。左側にいた黒髪はねっ毛のプレイヤーが、最後のひと席の取り合いに敗れ敗戦となった。厳密にいうと「音楽を止んだ時」ではなく司会者が「楽器をしまった時」が明確なスタートになるようだ。

5名となった参加者は次の場所へと移動。今度は灯籠などが置かれたちょっぴりおしゃれな会場。音楽が流れ出し、4つのイスをめぐるデッドヒートが再び。それからどんどんラウンドは進み、最後の戦いとしては、「お花畑の洋式便所」をめぐってタイマンがおこなわれた。最後の勝負に勝ち“スッキリした”のは赤ハットのプレイヤー。5つの会場でおこなわれた、大規模大会であった。試合中は、音楽が止む前にフライングしてイスに座るプレイヤーが現れたり、「イス泥棒!」「そんなぁ」といった冗談をめぐるかけあいが出たり、エモーションを用いたリアクションが飛び交ったりと、かなり微笑ましい。tetratara氏のコミカルな映像編集も、楽しい様子を引き立てるだろう。

イス取りゲームは、実は今作から始められた遊びではない。イスと音楽が存在すれば性質上から、ふるくからシリーズでこの遊びをしていたプレイヤーの姿が確認できる。『どうぶつの森』では、イスに座るアクションがあり、一人用ならば座れるのはひとりだけ。またコンポからBGMをかけることで、イス取りゲームの勝負を握る音楽を流すことが可能だ。それゆえに、イス取りゲームをすること自体は、初期から可能だったのだ。

※ 『街へいこうよ どうぶつの森』でのイス取りゲーム

今作においては、それらが「しやすくなった」。地形変更がしやすくなり屋外に家具を置けるようになったので、室内でやる必要がなくなった。会場を自由デザインしやすくもなっている。また今作から導入された楽器により、コンポではなくプレイヤー自体が、自由にそれらしき音楽を発せるようになった。また8人までのマルチプレイが可能になったことにより、その規模もより大きくなった。狭い屋内で少人数でのみできたアナログなイス取りゲームが、シリーズの進化にともない、あそびとしても進化したわけだ。この投稿が話題になる前から、同様の遊びをしているプレイヤーの姿が数多く確認できる。YouTuberのsleepyeyesx氏のように「室内スタイル」で遊んでいるプレイヤーも依然として存在する。そうした様子をSNSなどで気軽にシェアできるようになったのも、この時代ならではとも言えそうだ。

なお『あつまれ どうぶつの森』においては、数々ゲーム内ゲームを遊ぶプレイヤーの姿が確認できる。最大8人での鬼ごっこやかくれんぼなどオーソドックスなものから、専用会場で“一本”をとりあう剣道形式のスタイルの対戦までさまざま。

こうした遊びは、今後どんどん新しく作られていくだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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