『ゴーストリコン ブレイクポイント』サム・フィッシャー登場へ。「レア度分けされた武器」や「ターミネーター」に興味を示すサム


Ubisoftは3月20日、『ゴーストリコン ブレイクポイント』にて3月24日より配信されるエピソード2「ディープ・ステート」のティザー映像を公開。『スプリンターセル』シリーズの主人公サム・フィッシャーが登場することが判明した。伝説の諜報員が、アウロア島にやってくる。

ティザー映像では、サム(コードネーム:ディープ・ブルー)とHusky(Victor Coste)が無線で話し合っている様子が確認できる。ようやくアウロア島の状況が掴めたというサム。「ターミネーターって知ってるか?」と、今年同作で開催されたターミネーターイベントに言及。さらに「レア度分けされた武器ってのをよく耳にするんだが?」と、最近のアウロア事情に興味津々だ。後者についてはHuskyより、「ああ、それについては解決したみたいだぞ」との返答がある。

「解決したみたい」というのは、3月24日に実装される「ゴースト体験」のことを指しているのだろう。同作ではコミュニティからの批判を受け、『ゴーストリコン ブレイクポイント』をより『ゴーストリコン』らしくする「イマーシブ体験」のほか、自分で各種ゲーム設定をカスタマイズできる「カスタム体験」モードが、3月24日のアップデートより選択できるようになる(関連記事)。イマーシブ体験では、『ゴーストリコン ブレイクポイント』で導入された装備レベルとレア度の概念が取り払われる。シリーズのアクションRPG化が肌に合わなかったプレイヤーにとっては朗報だろう。もちろん、これまでどおり装備レベルとレア度ありの「レギュラー体験」も遊べる。

エピソード2のディープ・ステートについては、まだ全容が明かされていない。サム・フィッシャーが関わってくることは間違いないようだが、どのような試練が待ち受けているのだろうか。エピソード2、ゴースト体験の導入、新クラスのエンジニア、各種使用感の改善などが適用されるタイトルアップデート2.0.0は3月24日配信予定だ。

なおサム・フィッシャーは前作『ゴーストリコン ワイルドランズ』のクロスオーバー・ミッションにも登場していた(関連記事)。同ミッションでは、任務を終えたサム・フィッシャーが、ゴースト部隊の指揮を執っているカレン・ボウマン捜査官と会話するシーンがあった。ボウマンが「相変わらず飛び回っているみたいね」と声をかけると、サムは「ああ、他に誰もやらないからな…いや、もう一人いたな、単独潜入好きが…バンダナを巻いている…」と返答。それを受け、ボウマンは「引退したらしいわ」と答え、サムは寂しげな顔を見せ、「そうか…」と数秒間沈黙する。『メタルギアソリッド』シリーズのスネークを示唆する一幕であった。『ゴーストリコン ブレイクポイント』での再登場時には、ゴースト部隊とどのようなやりとりが見られるのだろうか。

『スプリンターセル』シリーズは、2013年の『スプリンターセル ブラックリスト』以降、新作が発売されていない。Ubisoftの2020年~2021会計年度の製品ラインアップにも現時点では含まれておらず、単身での活躍の場が設けられる日がいつになるのかはわからない。

*『ゴーストリコン ワイルドランズ』に登場したサム・フィッシャー