失われた王国をゆく3Dアクション『Blue Fire』発表。廃墟を探索し衰亡の物語をダイナミックに描き出す

パブリッシャーのGraffiti Gamesによる3Dアクションゲーム『Blue Fire』が発表された。開発を手がけるのは、本作が初タイトルとなるインディーゲームスタジオROBI Studios。

任天堂は日本時間3月18日、Nintendo Switch向けインディーゲームを紹介する番組「Indie World Showcase 3.17.2020」を海外向けに放送。この中でパブリッシャーのGraffiti Gamesによる3Dアクションゲーム『Blue Fire』が発表された。開発を手がけるのは、本作が初タイトルとなるインディーゲームスタジオROBI Studios。発売時期は2020年夏。対応プラットフォームは、現時点ではNintendo Switchのみが発表されているものの、「Timed console exclusive(コンソール版時限独占)」と紹介されたことから、他プラットフォームでもリリースされると考えられるだろう。

本作の舞台となるのは“Penumbra”と呼ばれる荒廃した王国。鬱蒼と木々の生い茂る森やマグマの流れる遺跡、あるいは巨大な聖堂らしき建造物など多彩な表情を見せる土地を巡り、プレイヤーは長く忘れられた地の秘密に迫ることになる。

主人公は小柄な体躯の冒険者で、身軽さを活かしたアクションが武器だ。特筆すべきは跳躍力で、トレイラーからは素早い身のこなしで敵の攻撃をかわすスピーディな戦闘スタイルが見られる。また2段ジャンプや空中ダッシュ・壁走りなども可能なようで、足場の悪い地形や高所のステージを攻略するうえでもこれらのアクションが必須になりそうだ。

王国には多くの敵が徘徊しており、ワームのような原住生物や太刀を操る剣士が行手を阻む。これらの相手と対峙するのに欠かせないのがプレイヤーの成長要素だ。主人公は背中に双剣を携えており、武器は冒険を進めるにつれアップグレードが可能とのこと。また森林や遺跡からは貴重なアミュレットを入手できることもあり、集めれば新たなアビリティを解除することができるようだ。

探索のさなかには貴重なアイテムが手に入ることもある。今や見捨てられたPenumbraもかつては富み栄えた王国だったらしく、その威光を忍ばせる遺産が方々に散らばっているようだ。これらの品を収集することも本作の主要な目的の1つとなる。集めたお宝は交易が可能で、コレクションを売りさばいた利益で新たなアイテムを入手することもできる。

荒れ果てた地で出会うのは危害を加えるエネミーだけではない。衰亡の時代にあって、なお生き残る風変わりな住民たちとの出会いも物語に華を添える。大剣を背負った戦士や書庫を守る番人など多彩な生存者が確認でき、彼らと交流することで冒険に役立つ助力を得られるそうだ。没落を生き延びた者たちと交流することで在りし日の文明に迫ることもできるだろう。

また本作にはPenumbraのほか、はるか離れた土地“Void”と呼ばれる舞台も登場。各地に散らばる入り口から足を踏み入れることができる。おそらくエクストラステージのような位置付けになると思われ、中ではさまざまな課題に挑戦することができるという。クリアすれば貴重な報酬が手に入るため、より高度なアクションを楽しみたいプレイヤーにとって見逃せないやり込み要素になるだろう。

『Blue Fire』は、Nintendo Switch向けにコンソール時限独占にて2020年夏発売予定。今後も開発スタジオの公式ツイッターブログでさらなる秘密が明かされるそうなので、発売まで想像力を刺激する情報に期待しよう。

Yuki Kurosawa
Yuki Kurosawa

生存力の低いのらくら雰囲気系ゲーマーです。熾烈なスコアアタックや撃ち合いを競う作品でも、そのキャラが今朝なに食ってきたかが気になります。

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