ヤギたちが戦う銃撃対戦FPS『GOAT OF DUTY』Steamにて期間限定で無料配布中。新型コロナウイルス……だけが理由ではないかも

パブリッシャーのRaiser Gamesは3月18日、Steamにて『GOAT OF DUTY』の無料配布を開始した。配布期間は日本時間2020年4月1日 2時まで。同作のSteamストアページにアクセスしゲームをライブラリに追加しておけば、配布期間終了後もゲームをプレイできる。ただし配布されるゲームの数には上限があるほか、無料配布にてゲームを入手した際には、トレーディングカードがドロップされない。

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本作は、2019年7月にSteamにて早期アクセス配信開始された、武装したヤギたちが戦うマルチプレイシューター。開発を手がけるのは、34BigThings。ヤギは、背中に取り付けたアームに銃を装備。他のヤギを排除するために、銃を撃ちまくるのだ。ゲーム画面は一見通常のFPSのようだが、銃の横に角の生えた頭が見えることで自分がヤギであることを思い出させてくれる。ゲームモードとしてはFree For All・Gun Deathmatch・Herd Wars・Fus Ro Arenaの4つから選択でき、プレイ人数は最大10人。比較的小規模のマップで戦うアリーナシューターとなっており、マップには農場や砂漠の遺跡、地下洞窟、中世の農村、空に浮かぶ岩山、宇宙ステーションなどでヤギファイトが繰り広げられる。

Raiser Gamesは今回の無料配布に際しては、新型コロナウイルスの感染拡大が背景にあるとコメント。スペインのパブリッシャーとイタリアのデベロッパーが合意して下した決断だという。同ウイルスは現在欧州にて猛威を奮っており、公共施設は閉鎖され人々は自宅にいることが推奨されている状態。そんな中、『GOAT OF DUTY』を2週間配布することで、人々のストレスを解消できればいいと、パブリッシャーは声明を出している。家にいる人々を助けるキャンペーンの一環であると打ち出している。

一方で、今回の配布の意図は「新型コロナウイルス流行に際してのサポート」だけではないかもしれない。というのも、『GOAT OF DUTY』はプレイヤーの確保に苦労している背景がある。リリースされた直後こそ同時接続プレイヤー数が3桁に乗っていた時期があるものの、リリースから1か月も経つと平均接続プレイヤー数は1桁に。10月は週末無料プレイなどを開放するなどしていたが、11月からは深刻な過疎。他プレイヤーと満足にマッチングできない状態が続いていた。2020年2月の平均同時接続プレイヤー数は「1.3」である。

SteamChartsより

同作は4か月程度で正式リリースすると告知されていたが、今年1月には新しい機能のテストを名目に正式リリース時期を延期。リリースから8か月が経過した現在、早期アクセスのまま。最後にコンテンツが追加されたのは昨年12月と、早期アクセスタイトルとしても寂しい更新ペースである。欧州での惨状を目にし、慈善的にゲームを配布する意図があるのは確かだと思うが、この配布は過疎に悩む『GOAT OF DUTY』にとっても起死回生の一手だと言えるかもしれない。さっそく今回の配布によって1000人以上のプレイヤーがゲームを遊んでいる。このプレイヤー数は、今後もどんどん伸び続けるだろう。無料配布によってプレイヤーベースが長期的に確保できるかは定かではないが、とにかく今人がいることは確かなのだ。

『GOAT OF DUTY』はSteamにて無料配布中。配布期間は4月1日2時までである。

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