どのゲームなら「ハゲ(でヒゲ)」になれるのか?ヒゲのハゲになれるゲームを黙々と紹介するユーザー登場


ビデオゲームのグラフィックは進化し続けている。表現の幅が広がったことにより、キャラメイク要素もまた進化し続けている。そのおかげで、自分の好きな髪型を選べる機会も増えてきたことだろう。そんな中、スキンヘッドとヒゲのスタイルをゲーム内で実現できる作品をTwitterにて紹介するユーザーが現れた。

アカウント名は「Can You Be Bald With A Beard?(ヒゲのハゲになれますか?)」。スクリーンショットを付けて、ハゲヒゲゲームを紹介する活動を続けている。たとえば『Outriders』と『Max Payne 3』ではヒゲのハゲになれると紹介しており、一方で主人公がアーロイで身体パーツは固定の『Horizon Zero Dawn』では、ハゲになれずヒゲもつけられないとコメントしている。『モンスターハンター:ワールド』や『仁王2』ではハゲのヒゲになれるようだ。

同アカウントでは、特殊なケースも紹介しており、その背景説明も趣がある。たとえば『Temtem』ではハゲは選択肢にあるように見えるが、早期アクセスタイトルということもあってか悲しくも現在は選択できないとのこと。また『CODE VEIN』ではアクセサリーをうまく使うことでヒゲっぽい見た目にできるが、ハゲにはできないそうだ。『DOOM Eternal』ではハゲにもヒゲにもならないが、ヘルメットを被るので、ハゲでヒゲのフリのするのは自由であると、謎のアドバイスをしている。なお発売迫る『あつまれ どうぶつの森』では、プロモーション映像ではヒゲのアクセサリーが確認されているが、ハゲになれるかどうかは現時点ではわからない。

ハゲというと、悪口のバリエーションのひとつとして使われることもあるが、同ユーザーはハゲとヒゲのキャラクターを、魅力的な要素として捉えていると推察できる。というのも、アカウントの投稿第一弾は『ゴッド・オブ・ウォー』のクレイトスを紹介するものなのだ。クレイトスといえば、勇猛で暴虐的なアイコンとして知られてきたが、新生『ゴッド・オブ・ウォー』では、心優しき父親としての一面も見せている。雄々しく逞しく時に包容力がある。そんな内面を持ち合わせる人物のアイコンとして、ハゲとヒゲにフォーカスしているのかもしれない。ハゲとヒゲになれるゲームは猛々しい男キャラを作ることができるほか、キャラカスタマイズ要素が豊富という解釈もできそうだ。

ちなみに「Can You Be Bald With A Beard?」というフォームは、ゲーム内の犬と触れ合えるかどうかを調べる「Can You Pet the Dog?」を参考にしているのだろう。このゲーム×要素紹介を組み合わせたアカウント運用はブームとなっている。たとえば「Can You Pet The Cat?(猫と触れ合えるか?)」「Can You Fish In This Game?(このゲームで魚は釣れるか?)」といったアカウントが人気を博しており、投稿についても続けられている。「Can You Pet the Dog?」を運営しているユーザーは、新たに「Is Something Behind the Waterfall?(滝の裏には何があるのか?)」というアカウントを始めている(関連記事)。「Can You Be Bald With A Beard?」は、それらのひとつとなるが、ややテーマが異なっておりなかなかユーモアのあるアカウントに仕上がっているだろう。

まだ3月10日に始まったばかりの同アカウント「Can You Be Bald With A Beard?」。ハゲのヒゲ好きはフォローしておこう。