『バイオハザード RE:3』体験版が3月19日に配信決定。『バイオハザード レジスタンス』は3月27日16時よりオープンβ開始

 

カプコンは3月16日、PlayStation 4/Xbox One/Steamにて4月3日に発売を予定しているサバイバルホラー『バイオハザード RE:3』の無料体験版を3月19日に配信すると発表した。併せて、同作のオンラインコンテンツとして収録する『バイオハザード レジスタンス』のオープンβテストを、3月27日16時から開催すると発表している。

『バイオハザード RE:3』は、1999年9月にPlayStationにて発売された『バイオハザード3 ラストエスケープ』のリメイク作。前作『バイオハザード RE:2』の20数時間前、ラクーン市警特殊部隊S.T.A.R.S.に所属するジル・バレンタインが、合衆国中西部のラクーンシティで突如発生した災厄に見舞われ、極限状況となった街からの脱出を目指して奮闘する物語が描かれる。

本作は、『バイオハザード RE:2』と同様に肩越しカメラの視点を採用。原作からマップや街並みを一新し、舞台となるラクーンシティが内製エンジン「RE ENGINE」によってフォトリアルに甦る。アクション要素には緊急回避を追加。敵の攻撃がヒットする直前にタイミングよくステップを行うことで、一定時間スロータイムになり、敵から距離をとったり、コンバットナイフによる反撃が可能。原作に比べて戦略の幅が広がり、よりスタイリッシュなアクションが楽しめるようだ。それに併せ、クリーチャー側もパワーアップ。S.T.A.R.S.抹殺のためにアンブレラ社が解き放った生体兵器であるネメシスは、火炎放射器などの新武装を装備。触手を使ってプレイヤーを捉えたり、逃げる方向に先回りするなどの新たな行動パターンが加えられ、『バイオハザード RE:2』で登場したタイラントとは全く異なる、新たな恐怖心を味わうことになりそうだ。

なお、今回配信される体験版『バイオハザード RE:3 Raccoon City Demo』では、英語ボイスに加え、日本語ボイスでもプレイ可能。日本語ボイスでは、ジル・バレンタインは湯屋敦子さん、アンブレラ傭兵部隊U.B.C.S.に所属するカルロス・オリヴェイラは安元洋貴さん、U.B.C.S.分隊長であるニコライ・ジノビエフは三宅健太さん、U.B.C.S.小隊長であるミハイル・ヴィクトールは玉野井直樹さんがキャストを飾る。

一方の『バイオハザード レジスタンス』は、以前より「PROJECT RESISTANCE」として公開されてきた、ラクーンシティを舞台とした非対称対戦サバイバルホラー。制限時間内にステージからの脱出を目指すサバイバー4人と、策略によって脱出を阻止するマスターマインド1人に分かれてプレイする。

実験の被験者としてアンブレラ社に連れ去られたサバイバーの目的は脱出。カジノや廃棄遊園地などのステージで、ダッシュパンチ・スプレーヒーリング・ハッキングといった、各キャラクターが持つスキルを駆使しながら共闘、制限時間内のステージクリアを目指す。
一方のマスターマインドは、監視カメラ越しにサバイバーたちの動向を監視。手元のカードを選択して罠を設置したり、クリーチャーを配置して襲わせることでサバイバーたちを妨害する。また、ゾンビやタイラントを操作する「スレイブ化」によって直接サバイバーと交戦することも可能だ。

『バイオハザード レジスタンス』には、マスターマインド側のプレイヤーキャラとして、アレックス・ウェスカーやオズウェル・E・スペンサーなどが登場しており、『バイオハザード』シリーズの正史に直接影響するものではなく、ファンサービス的な要素がふんだんに盛り込まれているという。ゲーム内にはプリセットメッセージやジェスチャーが用意され、ボイスチャットにも対応。サバイバー側のプレイではそれらのシステムを駆使した連係プレイを、マスターマインド側ではサバイバーたちを監視しながら、独自の思案によってプレイヤーに恐怖をもたらす感覚が味わえるものになっているだろう。また、1回のバトルが10~15分程度で決着する手軽さも魅力だという。

なお今回のオープンβテスト版では、対戦ステージや使用可能なキャラクターは制限されるものの、昨年10月に開催されたクローズドβテストを経てバランスが調整され、ブラッシュアップされている。前テストに参加した方も、あらためてプレイしてみるといいだろう。