操り人形がおとぎの世界を進む『A Juggler’s Tale』発表。人形使いとを繋ぐ「糸」を活かしたパズルアクション

操り人形がおとぎの世界を進む『A Juggler’s Tale』発表。『A Juggler’s Tale』のモチーフは中世の人形劇。人形使いとを繋ぐ「糸」を活かしたパズルアクションゲームだ。

パブリッシャーのMixtvisionは3月12日、『A Juggler’s Tale』をPCおよびコンソール向けに発表した。2021年に発売する。本作は、ドイツのインディースタジオkaleidoscubeが手がける3Dアクションゲームだ。

『A Juggler’s Tale』は、中世の人形劇をモチーフにした横スクロール・アクションゲーム。語り手であり人形使いのジャックが、囚われのサーカス団員アビーのマリオネットを操り、サーカス団から逃げ出しおとぎの世界を冒険しながら、本当の自由を求める彼女の物語を紡ぐ。

人形劇の中でのゲームプレイという設定とはいうものの、ゲーム世界は通常のゲームのように3Dグラフィックにて描画され、さまざまな環境の中をアビーは進んでいく。横スクロールアクションにて川を越えたり、ロープにつかまって障害を乗り越えたり、あるいは山賊に追われたり。その世界は幻想的なだけでなく危険もたくさん。自由を得たアビーはその代償に気づくことになり、ゲームプレイ中にはジャックのナレーションにて、アビーの心境が叙情的な詩の形で語られる。

マリオネットであるアビーの身体からは糸が上方に伸びており、彼女を操っているジャックと繋がっていることを表現している。ゲームプレイにおいてミスした場合は、アビーを引っ張り上げて助けることができ、これはジャックの心優しいキャラクターを表しているとのこと。

また、この糸自体にも当たり判定があり、ステージの環境に引っかかってしまうことも。トレイラーでは、倉庫のような場所にて糸が引っかかり、アビーが目的の場所にたどり着けず困っている様子が見られる。アビーから伸びる糸は、本作を特徴付けるメカニクスのひとつで、これを活かしたパズル要素が数多く用意されているという。

本作は、2時間ほどでクリアできる短編作品になる予定で、その中で力強く、また驚きのある物語が展開されるとのこと。ゲームプレイにおいては、『LIMBO』や『INSIDE』『リトルナイトメア』といった作品のファンに気に入ってもらえるだろうとしており、トレイラーからは確かにそれらの作品に通じる雰囲気が感じられる。

A Juggler’s Tale』は、PC(Steam)/コンソール向けに2021年発売予定。なお、コンソールの対応プラットフォームはNintendo Switchのほか、PlayStationとXboxとされており、PS4/Xbox Oneだけでなく次世代機も視野に入れているようだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6886