ロボットをつくる経営シム『Good Company』日本語対応で4月1日に早期アクセス配信開始へ。ポップな世界で本格ビジネス

ロボットをつくる経営シム『Good Company』日本語対応で4月1日に早期アクセス配信開始へ。『Good Company』にてプレイヤーは、ロボット製造会社のCEOとなり、プロジェクトの立ち上げや最適化、また発展に取り組むこととなる。

パブリッシャーのThe Irregular Corporationは3月11日、『Good Company』の早期アクセス配信を4月1日に実施すると発表した。本作は、ロボット製造会社の運営・拡大に取り組む経営シミュレーションゲーム。2018年に発表され、一度リリース延期を迎えた本作。この度早期アクセスという形での配信日が、改めて正式に決定した形だ。対応プラットフォームは、Steam/GOG。定価はSteam版が2570円、GOG版が24.99ドル。なお本作は、日本語インターフェースに対応予定となっている。

『Good Company』は、ハイテク企業でのロボット製造をテーマにした経営シミュレーションゲーム。プレイヤーはロボット製造会社のCEOとなり、プロジェクトの立ち上げや最適化、また発展に取り組むこととなる。製造の拠点は、小さなガレージからスタート。そこから人材の育成やテクノロジーの研究などを重ね、施設の拡張を目指していこう。そして莫大な利益を生み出し、自分だけのロボットカンパニーを築き上げて市場を席巻するのだ。

ロボット製造企業としてまず必要となるのは、ロボットの設計だ。本作では、シンプルなコンポーネントの作成が可能。ロボットの部品構成や組み立て方の考案段階から、ビジネスは始まる。またロボットには、性能の異なる豊富なモジュールや最先端の技術を取り入れることもできるようだ。プロジェクトの未来を見据えたプランニングで、成功の基盤を築いていこう。

企業の発展・拡大を目指していくなかで、従業員の雇用も必要となるだろう。雇ったスタッフにさまざまな業務を割り当てることで、ロボット製造におけるプロセスの効率化を図ることができる。会社の財源と相談しつつ、優秀な人材を確保していこう。また技術スタッフを活用して、ロボットの部品や電池などに関わる、新たなテクノロジーを研究することも可能とのこと。研究を重ねて開発されたテクノロジーは、企業の生産性の向上に大きな影響を及ぼすようだ。

さらに本作ではロボットのほかにも、さまざまなハイテク機器が登場する。ゲームボーイのような見た目をしたデバイスや最新のディスプレイ、またスマートフォンの生産なども可能。ロボット以外の製品も作れるということで、経営シミュレーションとして幅広い遊び方が用意されていそうだ。

早期アクセス配信時点の本作には、キャンペーンおよびフリープレイの2つのモードが実装されているという。キャンペーンモードでは、祖母と孫の物語が。フリープレイでは、際限のない会社の拡張を楽しむことができる。また、特殊な課題に挑むボーナスステージも用意されているようだ。ゲームプレイ面においては、前述した要素のほかに製品の販売や材料の獲得、ロボットの機能調整システムが実装済みとのこと。早期アクセス期間としては、8~14か月ほどを予定しているという。

さらに早期アクセス配信後には、さまざまな追加コンテンツも登場するようだ。その内容としては、キャンペーンモードにおける新ステージ・チャレンジコンテンツの追加や、製品およびその材料の新規実装などが予定されている。さらに将来的には、多人数での協力プレイやModによる拡張にも対応するという。正式リリースを迎えるまでの期間においても、充実したゲームプレイが楽しめそうだ。

ちなみに『Good Company』を開発するChasing Carrotsは、ドイツ南部はシュツットガルトに拠点を置くインディースタジオ。過去には宇宙生活シム『Cosmonautica』やスチームパンクシューター『Pressure Overdrive』などをリリースしている。Carrots(人参)の文字が含まれたスタジオ名には、ニンジンのようにカラフルでポップかつ、手に取りやすいゲームを届けていきたいという想いが込められているようだ。『Good Company』のトレイラーでは、軽快に動き回るキュートなキャラクターたちや、ローポリながらも鮮やかなグラフィックが目をひく。Chasing Carrotsの理念は、本作にも強く反映されているのだろう。

ポップな見た目ながらも、経営シミュレーションとして本格的な要素も取り入れられた『Good Company』。ロボットを題材とした世界観、そして自動化・効率化にスポットを当てたゲームの概要からは、工場建設シム『Factorio』にも通ずるエッセンスも感じ取れる。この手のジャンルが好きなゲーマーにとって、『Good Company』は見逃せないタイトルのひとつとなりそうだ。

『Good Company』は、Steam/GOGにて4月1日より早期アクセスで配信開始予定。なお現在、両プラットフォームにて予約購入も可能となっている。予約購入では、定価から10%オフの割引価格(Steam:2313円、GOG:22.49ドル)で本作を入手できる。また予約購入者には、3種の限定アイテムがプレゼントされるようだ。気になる方は、配信前の購入を検討してみてもいいかもしれない。

Nobuya Sato
Nobuya Sato

最近Apexにハマり始めた人。幾度となく倒されながら高ランク帯を目指す。でも疲れる時もあるよね。その時はソロ専用ゲームをちょっとプレイして寝ます。

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