『Call of Duty : Warzone』PC/PS4/Xbox One向けに発表。基本プレイ無料CoD新作は、タイマンで復活ありバトロワなどを盛り込んだ大スケールバトル

Activisionは3月10日、『Call of Duty : Warzone』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Battle.net)/PlayStation 4/Xbox One。バトルロイヤルモードを含んだ大スケールな戦いが展開される新作だ。

Activisionは3月10日、『Call of Duty : Warzoneを正式発表した。対応プラットフォームはPC(Battle.net)/PlayStation 4/Xbox One。基本プレイ無料で、日本時間3月11日より配信開始される。具体的な配信開始時刻としては、『Call of Duty: Modern Warfare』所持プレイヤーは日本時間3月11日0時より“1回だけ”先行プレイすることができ、3月11日4時からは全プレイヤーがプレイ可能。

『Call of Duty : Warzone』は、Infinity Ward手がける「Call of Duty」シリーズの新作だ。最大150人のプレイヤーで、本作用に作り込まれたVerdenskを舞台に激しい戦いを繰り広げる。リリース時点では、1チーム3人のトリオのみ対応で、フレンドとのプレイは可能。本作はふたつのモードを備えている。ひとつめは、最後の一人になるべく戦うオーソドックスなBATTLE ROYALEモード。ふたつめは、キャッシュを競うPLUNDERモードだ。

BATTLE ROYALEモードでは、3人1組の最大50チームで生き残りをかけて戦う。世界は毒ガスに包まれており、プレイヤーは縮小し続ける嵐の目に留まるよう移動し続けなければならない。全プレイヤーが一斉に空から降り立ち、武器を現地調達しアイテムを集めながら戦う、といった基本的な流れはほかのバトルロイヤル作品と同じ。一方で本作ならではのアレンジが随所に取り込まれている。そのひとつが、「収容」要素。プレイヤーは敵に倒されることで収容施設へと連れ込まれる。収容施設には同じように戦いに敗れた他プレイヤーも存在し、専用のマップにて1vs1の決闘が始まる。決闘に勝利すれば、リスポーン権を獲得。チームとしての契約を完了し、キャッシュを支払うことで、戦場へと復帰することが可能だ。

PLUNDERモードは、マップ内に散らばるゲーム内キャッシュを集めまくるモード。こちらも3人1組で行動するとのこと。100万ドルを稼いだプレイヤーが出ると、3分の特別タイムに突入。全員の獲得できるキャッシュが2倍になるボーナスタイム。その時間を終えてもっともキャッシュを抱えていたプレイヤーが勝利となる。本作の肝は、倒されるとキャッシュの一部を落としてしまうという点。チームでキャッシュを稼いだのち、そのキャッシュを預金することで資産が積み立てられていく。倒された時のために預金していれば安心というわけだ。バルーンやヘリを使い預金するわけだが、それぞれにメリット・デメリットがある。預金手段の選択など、判断力も問われることだろう。こちらのモードは「死ぬと復活できない」バトルロイヤル形式ではなく、倒されるとキャッシュの一部を落としつつ15秒後にリスポーンできる形式になるとのこと。

両モードに共通する要素としては、契約とキャッシュがあげられる。マッチ中には、契約と呼ばれる目標タスクが設定される。契約の種類はいくつかあり、たとえば特定のサプライボックスを開けるというスカベンジャー形式のものや、ひとつのエリアを確保し続けるリコン形式のものが用意される。契約をチーム単位で遂行することで、キャッシュやアイテムを獲得できるほか、次の円縮小のエリアを先んじて見られるようになるといった特典も存在するそうだ。

キャッシュはその名のとおり、マッチ中に使用するゲーム内マネー。集めたり奪うことで、ステーションでアイテムを購入可能。BATTLE ROYALモードでは、キルストリークや前述した仲間を復活させるトークンや、自己蘇生キットも買うことができるそうだ。PLUNDERモードでは、預金をするためのバルーンなどはステーションから買うことになるという。

そのほか幅広い乗り物も登場する。二人乗りで素早く移動できるATVに、4人乗りでオフロード移動に強みを持つTactical Rover。4人乗りで、耐久に強みを持つSUVに、とにかく遅いが戦闘にはばっちりのCargo Truck。4人乗りで空を移動するヘリコプターなどが存在。他メンバーとどのように移動するかが重要になるだろう。

本作は現在発売されている『Call of Duty: Modern Warfare』と連動している。すでに同作を持っているプレイヤーは、バトルパスのアイテムやオペレーター、武器やカスタマイズアイテム、そしてプログレッションが『Call of Duty : Warzone』へと統合される。ゲーム内にはコスメが販売されるほか、バトルパスも販売されており(こちらもおそらく共通)、こうした要素がマネタイズ手段になると予想される。

『Call of Duty』シリーズにおいては、『Call of Duty: Black Ops 4』や『Call of Duty Mobile』にてバトルロイヤルが導入されてきたが、『Call of Duty: Modern Warfare』をベースにしながらも、基本プレイ無料タイトルとして大きなスケールで専用の遊びを提供しようとしている『Call of Duty : Warzone』。バトルロイヤルだけでなく、キャッシュを奪い合うPLUNDERモードもポイントのひとつになる。リリース時点では1チーム3人トリオが強制のようだが、公式に「現時点では」記載されているように、そうしたプレイ形態についても『Apex Legends』のように変化していくだろう。

『Call of Duty : Warzone』は、3月11日にPC(Battle.net)/PlayStation 4/Xbox Oneにてリリース予定。『Call of Duty: Modern Warfare』所持ユーザーは18GB~22GBのアップデートを適用することによりメインメニューのWarzoneパネルからプレイ可能で、新規ユーザーは83GB~101GBのゲームをインストールする必要があるとのこと。

https://www.youtube.com/watch?v=w2LZFfUj6bs&feature=emb_title

※ 一部のインフルエンサーが先行ゲームプレイ動画を公開中

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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