人気ストリーマーが自宅での配信中に銃を発砲。Twitchからアカウント停止処分を受け、すべてを失ったと悔いる

『Call of Duty』シリーズや『フォートナイト』などの人気実況配信者SoaRCarlことCarl Riemer氏が、Twitchアカウントの停止処分を受けた。理由は、配信中に銃を発砲したためだという。

『Call of Duty』シリーズや『フォートナイト』などの人気実況配信者SoaRCarlことCarl Riemer氏が、Twitchアカウントの停止処分を受けた。理由は、配信中に銃を発砲したためだという。海外メディアBusiness Insiderなどが報じている。

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Riemer氏は3月5日、Twitchでの配信中に拳銃を取り出した。「俺が金を持ってないとしたらだな…」とおどけながら述べ、その銃をいじっている内に突如発砲。何かを破壊したのか画面右から煙が上がり、同氏は言葉を失い呆然としている。この場面をよく見てみると、Riemer氏は直前に銃のスライドを引いて未使用の弾薬を排出していた。また、発砲後には「マガジンは空だったはずなのに」と述べていることから、実際にはまだ銃弾が中に残っていたにも関わらず、弾は出ないと思い込み不用意にトリガーを引いてしまったことによる暴発だったようだ。

Twitchは、コミュニティガイドラインにて配信者がおこなってはならない禁止行為を定めている。その中には、銃やナイフ、爆発物などの武器を誇示することが含まれており、そうした行為が確認された場合は、そのアカウントはただちに停止される。今回のRiemer氏の件は、暴発とはいえ配信中に発砲するという非常にショッキングなものだったが、それ以前に拳銃を見せびらかすような行動をしており、その時点ですでにTwitchのガイドラインに抵触していた可能性はありそうだ。いずれにせよ、現在同氏のTwitchチャンネルにはアクセスできず、これまでに配信したアーカイブ映像も視聴できない状態となっている。

翌3月6日、Carl Riemer氏はTwitchアカウントが停止された事実と、事の顛末を神妙な面持ちでファンに報告した。当時、同氏は酒に酔っていたそうだ。ただ、酔っていようがシラフだろうが、銃をおもちゃのように扱うべきではなかったと振り返る。そして、拳銃からマガジンを抜いておかなかったことや、いつものように複数回の確認をしなかったことを悔い、馬鹿なことをしてしまったと反省する。

Riemer氏が暮らすアメリカ・コロラド州では市民の銃の所持が認められており、同氏は護身用として銃を購入して2年になるという。これまで何度も触れていたそうで、銃の扱いについては初心者ではなかったと言えそうだが、同氏はそれでもこうした事故は起きてしまうと、自戒の意味も込めて述べている。今回の配信中に暴発した弾丸はというと、金属製のマグカップを貫通し、10万円以上するPCモニタを破壊したという。また、婚約者にはひどい剣幕で怒られたそうだ。

*Riemer氏がクリエイターとして所属していたプロチームSoaR Gamingは、本件を受けて同氏をただちにメンバーから外したと報告している。

Riemer氏は、Twitchアカウントが停止された件については、先月分の収入を得られるのかどうかも、また復帰できるのかどうかも分からないとコメントしている。ちなみに、Twitchのコミュニティガイドラインによると、今回のような武器を誇示する行為でのアカウント停止期間は不定とのことである。そして同氏は、ひとつの過ちですべてを失ってしまったと悔いた上で、今回の行為をファンに謝罪。また、同じような行為を決してしないよう呼びかけている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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