クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」日本では6月に正式サービス開始へ。月額1800円で、7月末までは無料
ソフトバンクは3月5日、第5世代移動通信システム(5G)に対応した新商品および新サービスに関する発表会を開催。この中で、クラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」を、2020年6月に日本で正式サービス開始すると発表した。加入料金は月額1800円(税抜)で、7月末までは無料で体験できる(一部コンテンツは有料)。
GeForce NOWは、GPUなどでおなじみNVIDIAが提供するクラウドゲーミングサービス。GeForce GPUを搭載するサーバー側でPCゲームを実行し、ユーザーのPC/MacやAndroidスマホ・タブレットとの間で、操作入力とゲーム映像をやり取りすることでゲームをプレイできる。日本ではソフトバンクと協業し「GeForce NOW Powered by SoftBank」として同社が運営する。
なお、サービスを利用するためにソフトバンクと回線契約を結ぶ必要はなく、誰でも加入できる。ただ、ソフトバンクが販売する5Gスマホには「5G LAB」アプリがプリインストールされ、その中の「GAME SQUARE」からGeForce NOWを利用できるという。ソフトバンクユーザー以外は、GeForce NOWアプリを個別にダウンロードする形になるだろう。
https://www.youtube.com/watch?v=B-YOD6lYQxg
GeForce NOWの大きな特徴としては、SteamやEpic Gamesストア、Uplayなど既存のデジタルストアと連携し、ユーザーがそれらのストアで購入し保有しているPCゲームをストリーミングプレイする形を採用していることが挙げられる。すべてのゲームに対応しているわけではないが、NVIDIAは対応タイトルを順次追加している。今回の発表会の中では、日本では400タイトル以上がプレイ可能であると案内。映像では『鉄拳7』や『ソウルキャリバー6』『エースコンバット7』などバンダイナムコタイトルが紹介され、またスライドにて著名な海外タイトルにも多数対応していることがアピールされている。
今回、正式サービス開始時期と月額料金が発表されたことで、GeForce NOW Powered by SoftBankの公式サイトでは事前登録の受付が開始。事前登録特典も用意される予定で、詳細は後日発表される。また、ソフトバンクの主要45店舗では、本日3月5日から先述した5G LABを体験可能とのこと。おそらく、GeForce NOWのストリーミングプレイも試すことができるのだろう。サービスの詳細を含め、興味のある方は公式サイトを確認してほしい。