パブリッシャーのFocus Home Interactiveは3月4日、『Curse of the Dead Gods』の早期アクセス販売をSteamにて開始した。価格は1880円。本作は、フランスのインディースタジオPasstech Gamesが手がけるローグライト・アクションゲームだ。
『Curse of the Dead Gods』にてプレイヤーは、知られざる財宝と永遠の命、そして神の力を求めて、死神によって支配された呪われた寺院へと足を踏み入れる。しかし寺院の中は暗闇に包まれており、さらに多くのモンスターやトラップが行く手を阻む。
本作は見下ろし型視点にて展開。寺院内はいくつもの小部屋によって構成されており、部屋の中にいるモンスターを殲滅すれば、また次の部屋へと進める仕組みだ。モンスターは飛びかかって襲ってくるものもいれば、武器を振るうもの、あるいは魔法のような攻撃を繰り出すものなどさまざま登場。攻撃には必ず予備動作があるため、それを見極めてドッジロールでかわしたり、パリイで弾いて反撃に転じよう。
プレイヤーは固定の装備として松明を持っており、真っ暗な寺院で周囲を照らすことができる。ただし、武器と同時に使うことはできないため、たき火などに火を灯して部屋の明かりを確保しておくことは大事である。また、部屋の中には爆薬が置かれていることもあり、その着火にも利用可能。火で発動するトラップも存在する。リスクはあるが、そうした場所に複数の敵をおびき寄せて一網打尽にしたい。
武器には、初期装備として近接武器のマチェットと遠距離武器であるピストルを装備。敵を倒したり、宝箱を開けた際に新たな武器を入手できることがあるため、その性能や特殊効果を比べながらその都度持ち替えていくことになる。両手持ちの武器として弓矢や槍なども登場し、こちらも近接・遠距離武器と一緒に装備できる。コンボに組み込んでいくと良いだろう。また、武器は溜め攻撃も可能。遠距離武器の場合は、タイミングよく撃つことでより強力になる。
武器以外にも、レリックを入手できることがある。レリックは、たとえば後述する扉を通過した際に体力を一定値回復させるなど、プレイヤーに特定の効果をもたらすアイテムだ。こうしたアイテムは、何を入手できるかはランダムである。
寺院内は一本道ではなく、ルートの選択を求められる場面もある。そして敵を倒し進んでいくと、扉のある場所に到達。ここでは次に進むエリアを選択可能。エリアによってお金を多く獲得できたり、体力の回復ができたり、あるいは特別な武器を入手できたり、キャラクターのステータス強化をおこなえたりといった特色があり、それがマップに示されるため、参考にして進むべき道を選択するのだ。
また、この扉をくぐるたびに呪いがランダムで付加されていくのも本作の特徴のひとつ。たとえば、ダメージを受けるとお金が減ったり、画面が暗くモノクロになったり、あるいは通常は踏むと起動するトゲの床が一定間隔で自動で動くようになったり、火属性の攻撃で死んだ敵が爆発するようになるなど。先へ先へと進むたびに、さまざまな面で難易度が上がっていくわけだ。ただし、寺院のどこかにいるチャンピオンと呼ばれる中ボスを倒すと、かかっている呪いのうちひとつがランダムで解除される。
本作は、こうした呪いや回復手段の乏しさ、そして多数の敵が同時に襲ってくるなど、非常に歯ごたえがある。もし死んでしまった場合は、寺院の入口へと戻されてまた最初からやり直し。前回のプレイで入手した武器やレリック、あるいはアップグレードなどもすべて失い、寺院の構造もランダムで組み替えられる。ただし、倒した敵が稀にドロップする骸骨アイテムだけは保持している。これは、プレイヤーに特定の効果を付加するアイテムのアンロックに利用可能。たとえば、攻撃動作中の被ダメージを下げたり、一度の攻撃で複数の敵を倒すと一定時間攻撃力が上がったりなどがあり、アンロックして装備することで有効になる。装備スロットは限られているが、プレイを重ねることで恒久的な強化を得ることができる仕組みだ。
『Curse of the Dead Gods』は、Steamにて早期アクセス販売中。Steamレビューでは早くも「非常に好評」となっており、出足は好調のようだ。現時点では、45種類の武器と50種類のレリック、14種類の呪い、そして6種類の敵と2種類のチャンピオン、1種類のボスなどを収録。また、マップのランダム生成に利用される部屋は35種類となっている。今後はこれらの各要素の拡充させながら、新たなゲームメカニクスやゲームモード、また別のふたつの寺院などを追加していく計画とのこと。正式リリース時には、コンソール版の発売も予定しているそうだ。