マイクロソフトは3月4日、『Halo: Combat Evolved Anniversary』の配信をSteamとMicrosoft Storeにて開始した。本作は『Halo』シリーズ6作品を収録するPC版『Halo: The Master Chief Collection』の第2弾。価格は『Halo: The Master Chief Collection』が4212円、『Halo: Combat Evolved Anniversary』単体が1150円となっている。
『Halo: The Master Chief Collection』はXboxの看板タイトルであるFPS『Halo』シリーズの中から『Halo: Reach』と『Halo: Combat Evolved Anniversary』、『Halo 2: Anniversary』、『Halo 3』、『Halo 3: ODST（キャンペーン）』、『Halo 4』の計6作品をまとめたパッケージ。合計67のキャンペーンミッションと120以上のマルチプレイマップを収録する。2014年にXbox Oneへ向けて発売され、その後2019年にPC版が発表された。
シリーズでも人気の高いスピンオフ『Halo: Reach』は、Xbox One向けに発売された『Halo: The Master Chief Collection』には当初含まれていなかったが、ファンからの要望が多く、2019年12月のPC版『Halo: The Master Chief Collection』発売にあわせてXbox One版にも配信された経緯がある。PC版『Halo: The Master Chief Collection』では現在『Halo: Combat Evolved Anniversary』と『Halo: Reach』が遊べる状態だ。残りのタイトルも2020年内に準備が整い次第追加される。
『Halo: Combat Evolved Anniversary』は2011年にXbox 360向けに発売された、シリーズ第1作『Halo: Combat Evolved』のリマスターとなる作品。西暦2552年、人類はエイリアンの軍事同盟「コヴナント」と戦争状態にあった。敵から逃れてきた戦艦「オータム」は偶然にも謎のリング状の惑星「Halo（ヘイロー）」に不時着する。「オータム」の中で冷凍睡眠から覚めた伝説のスパルタンであるマスターチーフは、コヴナントから人類、さらには銀河の全生命を守るために反撃を開始する。リマスターにあたりグラフィックが向上しただけでなく、オリジナルのグラフィックと切り替えて遊べることも特徴のひとつだった。
本作のPC版の移植に際して、マイクロソフト傘下で『Halo』シリーズの開発を行う343 Industriesと、Xbox One版『Halo: The Master Chief Collection』の開発や『World War Z』、『Spintires: MudRunner』などのデベロッパーとして知られるSaber Interactiveが提携して開発を行っていた。PC版ではもとの機能に加えて、マウスとキーボードの操作とキーバインドの変更に対応。60fpsおよび可変フレームレートをサポートし、FOVカスタマイズも可能だ。さらに4K UHDやウルトラワイドモニターへの対応などPC向けに最適化されている。
